最終更新:2025-09-30
結論
- ホワイトソックス2024は41勝121敗、得失点差-306で“近代最悪級”。攻撃(出塁×長打)も守備・投手も崩れた総合力の欠落が本質。sportscurmudgeon.com+1
- ロッキーズ2025は43勝119敗、得失点差-424、失点1000点超で“歴史的ディフェンス崩壊”。Reuters+1
- **強豪(例:2025ブルワーズ97–65/+172、フィリーズ96–66/+130)**と比べると、得点力と失点抑制の両輪の差が決定的。Reuters
1. まず“事実”を押さえる(記録と差)
チーム(年) | 勝敗 | 得失点差 | 何が起きたか |
---|---|---|---|
CHW 2024 | 41–121 | -306 | 近代最悪級の敗戦数。チーム打率.221/OPS .618で攻撃が機能不全。sportscurmudgeon.com+1 |
COL 2025 | 43–119 | -424 | 近代最悪級の失点・得失点差。守備・投手が歴史的に崩壊。Reuters+1 |
MIL 2025 | 97–65 | +172 | リーグ最高勝率級。失点抑制+接戦勝ちが強み。Reuters |
PHI 2025 | 96–66 | +130 | 長打と出塁の両立で安定。Reuters |
注:ホワイトソックスの得失点差は-306(StatMuse/BR参照)。メディアにより±数の表記差が出る場合あり。ESPN.com
2. 2024ホワイトソックスは何が“伝説的に弱かった”のか
- 打撃の土台不足:**.221/.278/.340(OPS .618)**で、出塁×長打の両輪が同時に止まった。ESPN.com
- 総合指標の崩壊:得失点差**-306は、単年の“不運”で説明しづらい規模。再建途上でも攻守の同時失速**は異例。sportscurmudgeon.com
3. 2025ロッキーズとの比較——“打てない”vs“止められない”
- ロッキーズ2025:119敗に加え得失点差-424、失点1000超の“守備・投手の崩壊”が主因。Reuters+1
- ホワイトソックス2024:得失点差はロッキーズより小さいが、打撃(出塁×長打)の機能不全が際立つ。ESPN.com
結論:CHW=“点が取れない”, COL=“点を防げない”。アプローチは異なるが、両輪不全という共通項が“伝説級”の弱さを生んだ。
4. 強豪との対比で見える“勝ち筋”
指標/傾向 | CHW 2024 | COL 2025 | 強豪:MIL 2025 | 強豪:PHI 2025 |
---|---|---|---|---|
勝敗 | 41–121 | 43–119 | 97–65 | 96–66 |
得失点差 | -306 | -424 | +172 | +130 |
勝ち方 | 攻撃不全 | 守備投手崩壊 | 失点抑制+接戦勝ち | 出塁×長打の両立 |
出典:最終戦績・差分はMLB公式/報道ベース。 Reuters
強豪は“片輪が凹んだ時にもう一方で補う”層と設計がある。一方、弱体化チームは二輪同時停止に陥りやすい。
6. かつての栄光と日本人選手の活躍
ホワイトソックスの栄光(2005年WS制覇)と日本人の貢献
- 2005年:AL優勝→ワールドシリーズ4連勝で88年ぶり頂点。野球リファレンス+1
- 井口資仁:ALDS第2戦の勝負弾を含め、つなぎと守備で優勝の土台に。野球リファレンス+1
- 高津臣吾:2004年に守護神として躍動、05年も在籍してリングを獲得——球団初の日本人選手として存在感。MLB.com+1
“精度と守備走塁”で勝ち切った05年は、出塁×長打が欠落した24年と好対照。
ロッキーズの栄光(2007“ロックトーバー”)と日本人の貢献
07年は**走塁・守備+“一打”**の再現性で勝ち上がった。大量失点に沈んだ25年とのギャップが、再建の示唆になる。
参考(一次・準一次ソース)
- CHW 2024:41–121/打率.221・OPS .618/得失点差-306(回顧・記録) sportscurmudgeon.com+1
- COL 2025:43–119(最終)・歴史的失点/差(試合記事・総括) Reuters+1
- 2025最終結果(MIL97–65 / PHI96–66)(ラップアップ) Reuters
- 2005 WS(CHW 4–0 HOU)(シリーズページ) 野球リファレンス
- 井口資仁のALDS決定弾(南サイド系回顧/B-Refシリーズページ参照) South Side Hit Pen+1
- 高津臣吾:球団初の日本人選手/05年リング(MLB.com/SABR) MLB.com+1
- 松井稼頭央のNLDS満塁弾(MLB公式ハイライト) MLB.com
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