1. チーム全体のポイント
若手多めの拡大型ロスター
韓国は主力+次世代エース格をまとめて連れてくる「強化+育成」型編成。
終盤の代走・守備固め・短いイニングの剛腕投入など、交代で出てくる選手にもプロスペクトが多く、“スカウト目線で最後までおいしい”シリーズ。
投手:150km/h台連発の先発+剛腕リリーフ
- ウォン・テイン(元兌仁/원태인/三星)
コマンド型右腕。完成度が高く、日本球場・NPBボールとの相性も良さそうな投手。ウィキペディア - ムン・ドンジュ(文東珠/문동주/ハンファ)
160km/h超えの直球を持つ次世代エース。近年も球速記録を更新していて「球速だけなら世界基準」。ウィキペディア+1 - パク・ヨンヒョン(朴英賢/박영현/KT)
クローザー候補。空振りの取れるストレートとスライダーでKBOトップクラスのリリーフに成長。ウィキペディア+1
野手:守備力の高い内野+長打力の台頭
- パク・ソンハン(朴成韓/박성한/SSG)
守備が堅い遊撃手、巧打・選球もできる“日本的ショート”。ウィキペディア - キム・ジュウォン(金周元/김주원/NC)
守備範囲広く、長打もあるユーティリティ内野。 - ソン・ソンムン(宋成文/송성문/元キウム)
中長打と勝負強さを兼ねる三塁手。韓国で既に実績十分。ウィキペディア - ノ・シファン(盧施煥/노시환/ハンファ)
若くして本塁打王級の右の大砲。韓国打者では屈指の“メジャー体質”。ウィキペディア+2매일경제+2 - ムン・ヒョンビン(文賢彬/문현빈/ハンファ)
※一般的にこの表記が用いられることが多い
走攻守バランス型の内外野手。高打率+二塁打量産型で、日本式野球にフィットしやすいプロファイル。MyKBO Stats+1 - アン・ヒョンミン(안현민/KT)
“韓国版スタントン”的な長打ポテンシャルの外野手。2025年前後のブレイクで一気に注目株へ。ウィキペディア+2ダウム+2
2. 「NPBに来そう」現実味のある候補
年齢・契約状況・プレースタイル的に、日本球界が狙いそうなライン。
投手
- ウォン・テイン(元兌仁)
日本向きの投球スタイル+国際試合経験豊富。先発ローテの柱を欲しがるNPB球団が確実にチェックするタイプ。 - パク・ヨンヒョン(朴英賢)
若いパワークローザー。NPBでも8〜9回を任せられる球質で、将来的なポスティング/FAでの需要大。 - キム・ソヒョン(金瑞鉉 等・剛腕枠)
制球さえまとまれば、日本のスカウトが“セットアッパー要員”として本気で見に来るゾーン。
野手
- パク・ソンハン(朴成韓)
「守れるショート」はNPB輸入枠の最重要ポジション。打撃も一定水準で、即レギュラー候補。 - キム・ジュウォン(金周元)
内野複数ポジション+長打。NPBの「万能内野手枠」としてピッタリ。 - ムン・ヒョンビン(文賢彬)
若さと走攻守のバランスが魅力。NPBに来れば1〜2年で主力まで育てられそうな素材型。 - アン・ヒョンミン
典型的なクリーンアップ型の右打ち外野。NPBが毎年探している「長打力外国人」の、韓国版完成形候補。
3. 「直接MLBも視野」ハイシーリング組
NPB経由もあり得るが、その前にMLBが動きそうな選手たち。
- ムン・ドンジュ(文東珠)
160km/h超え先発右腕、実績も年々積み上げ中。健康ならポスティングでMLB直行級。ウィキペディア+2コリアジョンアンデイリー+2 - ノ・シファン(盧施煥)
本塁打・打球速度ともMLBスカウト好み。日本投手の多彩な変化球への対応が鍵。 - パク・ヨンヒョン(朴英賢)/キム・ソヒョン系剛腕
160km/h級リリーフは、近年MLBが「ブルペン補強」で直接獲りに来る典型パターン。 - ムン・ヒョンビン(文賢彬)/アン・ヒョンミン
高打率+長打+機動力+若さの“モダンヒッター”。あと数年同水準ならNPBスキップでMLBが追うレンジ。
4. 強化試合で“通”が見るチェックポイント
- 侍先発の変化球 vs 韓国若手中軸
- ノ・シファン、アン・ヒョンミン、ムン・ヒョンビンらがフォーク・スプリット・高速スライダーにどう対応するか=NPB/MLB適性テスト。
- 韓国剛腕リリーフ vs 侍中軸
- パク・ヨンヒョンらが日本の中軸(近本・村上・岡本・牧クラス)に真っ向勝負できるかで“メジャー級かどうか”が見える。
- ウォン・テイン&ムン・ドンジュの扱われ方
- 「エース格」として日本戦にぶつけてくるか、重要局面でどう使うかは、韓国側の将来設計=海外市場への“お披露目度”の指標。
- 守備職人ショート陣の安定感
- パク・ソンハン、キム・ジュウォンの守備と連携は、NPB目線で最重要評価ポイント。



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