2025年トライアウトが終了。爪痕を残せた選手は誰?――渡部健人、宮森智志、大城真乃、福田俊を中心に総括

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2025年11月12日、広島・マツダスタジアムで「エイブル トライアウト2025~挑め、その先へ~」が開催。
選手会主催となった初回は計38選手が参加し、4174人のファンが見守る中で実戦形式のシート打撃が行われました。


今日いちばん“爪痕”を残したのはこの4人

① 渡部健人(内野手/前西武)――第1打席で電撃アーチ

  • 初打席で左翼席へ先制の本塁打。相手は日本ハム・石川直也。球場がどよめく“トライアウト1号”で一発回答。
  • その後も強い打球を連発し、長打力という明確な売りを見せ切った。ニーズが合う球団があれば、右の長打/代打要員として声がかかる可能性は十分。

② 宮森智志(投手/前楽天)――150キロ連発の最速151キロ、評価急騰

  • 3打者に対して無安打1奪三振、直球は常時150キロ台。地元・広島で持ち味の真っすぐを見せつけた。
  • 球速計測でも参加投手上位の151キロをマーク。専門家からも「最も印象に残った」と高評価。パワー系中継ぎとして再契約候補の本命格。

③ 大城真乃(投手/前ソフトバンク育成)――3者連続三振のインパクト

  • 強打者相手に3者連続三振。左腕のスピンと角度で空振りを量産し、ワンポイント~セットアッパー適性を強烈アピール。
  • 球速レンジは140キロ台中盤。左中継ぎを厚くしたい球団にとっては即テコ入れのピースになり得る。

④ 福田俊(投手/前日本ハム)――松山を見逃し、続く打者も空振り斬り

  • 松山竜平を見逃し三振、中村健人も空振り三振。直球とチェンジアップの緩急が効き、対左の決め球運用が光った。
  • 球速はこの日のレンジで140キロ前後~中盤(計測143キロ帯の報道)。フォームの角度とコンビネーションで勝負するタイプとして二軍含めた救援枠にフィットしやすい。

全体ハイライトと市況感

  • 球速上位…最速は小野泰己(前オリックス)156キロ。阪神・佐藤蓮が152キロ、宮森が151キロと続き、速球系の復権が目立つ場となった。
  • ベテラン勢松山竜平(40歳)が3安打で存在感。役割明確な打撃代打/指導的役割セットでのオファーを狙える内容。
  • 運営面今年から選手会主催として開催。来季以降も継続方針が示され、“見せるトライアウト”が定着へ。

ポジション別・刺さりそうな使われ方(所感)

  • 右の長打(渡部健人)…代打専任+一塁/三塁のバックアップ。二軍で継続スイング改良→昇格の育成/支配下どちらも選択肢。
  • 150キロ台中継ぎ(宮森)…7回~ビハインドでの空振り要員。球速の説得力があり、即戦力寄り
  • 左のK/9特化(大城真乃)左打者ワンポイント~接戦の橋渡し。三振能力の見せ方はトライアウト仕様で最良。
  • 技巧左の枚数増し(福田俊)…二軍ではリード&育成枠兼務、一軍は連戦時の左キラー配置。

結論:今年も“確率は低い”。それでも、指名テーブルに載る内容は出た

例年通り、合同トライアウトから即・支配下は狭き門。ただ、渡部の一発・宮森の150キロ・大城の3連続K・福田の連続三振は、ポジション別の課題を抱える球団のメモに残る内容でした。
また、選手会主導でイベント価値と可視性が上がったこともプラス。来季以降も開催継続が明言され、「ラストチャンスの見取り図」として定着していきそうです。

※本記事はトライアウト当日の公開情報と現地速報をもとに整理しています。契約・テスト情報は今後更新される可能性があります。

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