2025年、読売ジャイアンツは育成契約中だった左腕・北浦竜次投手を獲得か?。北海道日本ハムファイターズでプロキャリアをスタートさせた男が、ついに復活の機会を得た。
注目はそのポテンシャルだけでなく、「清宮フレンズ」とも呼ばれた注目世代の一員であること、さらには中日へ移籍した田中瑛斗投手と同じ育成出身という背景にある。
清宮フレンズ世代の一員──北浦竜次のアマ時代
北浦は栃木・白鷗大足利高校出身。高校時代は最速146km/hの直球とスライダーを武器に、地方大会で高い奪三振率を誇った。
プロ入り前から注目されていたのは、早実・清宮幸太郎(日本ハム)や安田尚憲(ロッテ)、村上宗隆(ヤクルト)らが揃った通称「清宮世代」の一員である点。
日本ハムがこの世代に多くの指名をかけたこともあり、北浦はファンの間で「清宮フレンズ」のひとりとして知られるようになる。
ドラフト5位で日ハム入団──同期は田中瑛斗
2017年ドラフトでは北海道日本ハムファイターズから5位指名を受けプロ入り。同年のドラフトで日本ハムは清宮を1位で獲得しており、同じく育成色の強い投手として注目されたのが、同期である田中瑛斗(現・中日)だった。
彼らは同時期に1軍デビューを果たすが、制球や故障の課題から台頭には時間を要した。
プロ初勝利からつまずき、そして自由契約
北浦は2019年に1軍初勝利をマークし、将来のローテ候補として期待を集めたが、その後は制球難と故障に苦しむ。
特に2021年以降は1軍登板の機会が減り、2023年オフに日本ハムを自由契約となる。
「育成契約でどこかが拾うだろう」という見立て通り、2024年から巨人が育成選手として獲得した。
ファームでの復活劇──支配下昇格への道
巨人の2軍では中継ぎやロングリリーフとして粘り強い投球を見せ、2025年には防御率2点台後半・奪三振率9超えを記録。
特に左打者への内角直球とスライダーの組み立ては秀逸で、高梨雄平や今村信貴らの不調に悩む1軍左投手陣の現状から、支配下登録は自然な流れだった。
巨人の補強ポイントと合致──左の中継ぎ再編へ
2025年の読売ジャイアンツはリリーフ陣のリフレッシュを目指しており、特に「左打者対策」の観点で北浦の起用が注目されている。
北浦の特徴は、右打者にも強気にインコースを突ける投球スタイルであり、7回前後での起用や連投適性も含め、ブルペンに厚みをもたらす存在になりうる。
2025年11月14に未明時点で巨人が獲得という噂もあるが、田中瑛斗に続いてセリーグで活躍できるかどうかに期待がかかる。
まとめ:再出発する清宮フレンズの左腕
かつて「清宮フレンズ」としてドラフトを盛り上げた北浦竜次。彼が一度戦力外を経験しながらも、支配下登録という形でNPBの舞台に戻ってきた事実は、育成制度の成功例とも言える。
今後は、かつての盟友・清宮や田中瑛斗と再び1軍の舞台で投げ合う姿をファンも期待している。



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