ホワイトソックス村上宗隆が開幕3戦連発。過去にここまで打てた打者はいたのか? チームの弱さとの関係も考える

2026戦力

ホワイトソックスの村上宗隆が、MLB開幕カードでいきなり強烈なインパクトを残しました。ブルワーズとの開幕3連戦すべてで本塁打を放ち、メジャー最初の3試合で全て本塁打を記録した史上4人目になりました。日刊スポーツによると、これは日本人選手では初めての記録です。MLB公式MLB公式(開幕からの連続本塁打記録)日刊スポーツ

まず、村上は開幕3試合でどれだけ打ったのか

開幕戦では9回にソロ本塁打。2戦目もソロ本塁打を放ち、3戦目は2回に右中間へ3号ソロを運びました。日刊スポーツによると、3戦目終了時点で村上は4打数1安打1四球、1打点2得点で、打率は.333、OPSは1.871となっています。つまり「たまたま1本出た」ではなく、開幕カードを通して打席の存在感そのものがかなり大きかったと言えます。日刊スポーツMLB動画(3戦目の本塁打)

過去にここまで打てた打者はいたのか

MLB公式によると、デビューから連続本塁打で最も上にいるのは、2016年のトレバー・ストーリー4試合連続です。その下に、2019年のカイル・ルイス、2026年のチェース・デローター、そして村上宗隆が並ぶ形で、いずれも3試合連続です。つまり村上は、「開幕からよく打っている」だけではなく、メジャーの歴史でもかなり珍しい入り方をしていることになります。MLB公式

しかも村上は、日本での実績がある打者です。MLB公式は、村上がNPBで通算246本塁打を記録してからメジャーに渡ったことにも触れています。日本での長打力がそのままメジャーで通じる保証はありませんが、少なくとも最初の3試合を見る限り、長打力そのものは十分に通用する可能性を示したと言っていいでしょう。MLB公式

それでもホワイトソックスは3連敗している

ここがこの話の一番面白いところです。村上は3戦連発なのに、ホワイトソックスはブルワーズ相手に開幕3連敗を喫しました。ロイターによると、開幕戦は2-14で大敗。2戦目は1-6、3戦目も一時7-2と大量リードしながら終盤にひっくり返され、最終的に7-9で敗れています。ロイター(開幕戦)ロイター(2戦目)ロイター(3戦目)

村上が打っても勝てないのはなぜか

開幕戦では、ホワイトソックス打線はブルワーズ投手陣に20三振を喫しました。ロイターによると、これは9イニングのメジャー記録タイです。村上が9回にソロ本塁打を打っても、チーム全体では三振が多く、試合の主導権を握れませんでした。つまり村上の一発は本物でも、打線全体としてはかなり脆さが残っています。ロイター

2戦目も構図は似ています。ロイターは、村上が2試合連続本塁打を放った一方で、ホワイトソックスは守備ミスや走塁面の差もあって流れを渡したと伝えています。3戦目に至っては、コルソン・モンゴメリーの満塁弾と村上のソロで序盤に7点を奪いながら、8回に6失点して逆転負け。つまりこの3連戦は、村上の打撃が目立つほど、チーム全体の弱点も浮き彫りになったシリーズだったわけです。ロイター(2戦目)ロイター(3戦目)

「打てる打者」と「弱いチーム」は両立する

野球では、主砲が打ってもチームが勝てないことは珍しくありません。1人の打者が3試合連続で本塁打を打っても、周囲が三振を重ねたり、投手陣が大量失点したり、終盤のリリーフが崩れたりすれば試合は落ちます。今回のホワイトソックスは、まさにその典型でした。村上の3戦連発は個人としては歴史的な入り方ですが、チーム全体として見ると、まだかなり不安定です。

逆に言えば、これは村上のすごさをより際立たせてもいます。チームが3連敗する中で、それでも一人だけ本塁打を打ち続けたからです。ホワイトソックスが今後勝てるチームになるには、村上の長打を“空砲”にしない打線のつながりと、終盤まで耐えられる投手陣が必要になります。

まとめ

村上宗隆は開幕3試合連続本塁打で、メジャー史上4人目、日本人初の快挙を達成しました。過去にはトレバー・ストーリーの4試合連続があり、村上はカイル・ルイス、チェース・デローターと並ぶラインに到達しています。つまり、開幕からの打撃は間違いなく歴史級です。MLB公式日刊スポーツ

ただし、ホワイトソックスはその3試合をすべて落としました。開幕戦では20三振、3戦目は5点リードを守れず逆転負け。だから今回の3戦連発は、「村上がどれだけすごいか」と同時に、「主砲が打っても勝てないほどチーム全体がまだ弱い」という、二重の意味を持つ開幕カードだったと言えます。


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