2025年オフ、読売ジャイアンツの主砲・岡本和真がポスティングでMLB挑戦へ。 すでにポスティングは完了しており、MLBとの交渉期限は現地時間1月4日17時(日本時間5日朝)までと報じられています。 日本ハム・今井達也と並び、今オフの「NPB発・最大の目玉」の一人です。
現時点で有力候補として名前が挙がっているのが、
- ピッツバーグ・パイレーツ
- ロサンゼルス・エンジェルス
- サンディエゴ・パドレス
あたり。 一部報道ではパイレーツが4年6400万ドル+出来高規模のオファーを提示して本命視、 エンジェルスとパドレスも有力な候補として名前が出ています。
この記事では、
- 岡本のスタッツとMLB側の評価
- 上記3球団(+ダークホース候補)の「ドンピシャ度」
- 特にパドレスと岡本の相性
を整理しつつ、「どこへ行くのが一番幸せになれそうか?」を考えてみます。
岡本和真の現在地:29歳・通算248本塁打の完成形スラッガー
NPBでの通算成績と打者タイプ
まずは基本情報をざっくりおさらい。
- 名前:岡本 和真(おかもと・かずま)
- 生年月日:1996年6月30日(29歳)
- ポジション:三塁/一塁(右投右打)
- 所属:智弁学園高 → 読売ジャイアンツ →(ポスティングでMLB挑戦中)
MLB向けの記事や現地サイトの紹介をまとめると、 2025年シーズン終了時点までのNPB通算スタッツは、おおむね以下のように整理されています。
- 通算打率:.277
- 出塁率:.361
- 長打率:.521
- OPS:.882前後
- 本塁打:248本
2018〜2023年にかけては、6年連続で30本塁打以上を記録しており、 「毎年30本前後を計算できる右の大砲」という評価は、日米でほぼ共通です。
2025年は左手の故障もあってNPBでの出場は69試合・15本塁打にとどまりましたが、 打率.327と内容は「さすが」といえるもので、健康なら依然トップクラスを証明した形になりました。
MLBスカウトから見た「売り」と「不安」
現地報道や分析記事でよく出てくるポイントをまとめると、
- 売り
・NPBでの継続的な長打力(平均30本超) ・右方向にもスタンドインできるパワー ・四球も選べる(出塁率.360前後) ・一塁/三塁を守れるコーナー内野手 - 不安点
・三振率がやや高め(K%20%台中盤) ・三塁守備は「平均〜やや下」評価のスカウトも多く、一塁専任になるリスク ・2025年のケガ明けでフルシーズンの耐久性が未知数
総じて、MLBでは 「.250/25〜30本、OBP.330〜.350を期待できるコーナー内野手」 という評価が多い印象です。
本命候補①:ピッツバーグ・パイレーツ──条件は最強クラス
パイレーツの補強ポイント
地元メディアや専門サイトの報道では、パイレーツが一歩リードと見る論調が目立ちます。 理由としては、
- 一塁/三塁の右の長距離砲が決定的に不足している
- すでに
・一塁候補としてライアン・オヘーンを獲得 ・二塁にブランダン・ラウをトレードで獲得 と、「あと一枚、中軸が欲しい」段階まで来ている - 4年6400万ドル+インセンティブで最大7000万ドル規模のオファーを提示したと報じられている
といった事情が挙げられています。 契約年数・金額だけ見るなら、かなり手厚い条件です。
パイレーツと岡本の相性
- ポジション適性: 三塁が空いており、「三塁メインで使いたい」と明言する論調も多い。 一塁オヘーンとのプラトーンも視野。
- ボールパーク: PNCパークは右打者にはやや広め。ただし左翼は特別「デスバレー」ほどではなく、 岡本クラスのパワーなら20〜30本は十分狙える。
- チーム状況: 若手投手が育ちつつあり、「2026年から本気でPOを狙う」タイミング。 岡本を中軸に据えて一気に上に行きたいフェーズ。
年俸と打席数、ポジション、チームのニーズを総合すると、 「条件だけ見れば一番ドンピシャ」と言っていい球団です。
本命候補②:ロサンゼルス・エンジェルス──「本人の第一希望」とも言われるが…
「エンジェルス希望」報道と実際
MLBTRや米メディアの報道、さらにSNS経由の情報では、 岡本がエンジェルスを好んでいる(ディズニー好きでカリフォルニア志向)という話も出ています。 妻とともにディズニーランドが好きで、「エンジェルスでプレーするのが夢」と語ったという記事やポストもあり、 本人の“ロマン枠”としてはかなり強い候補になっています。
エンジェルスと岡本の相性
- ポジション: 三塁は長年の弱点ポジション。守備指標でもMLB最下位クラスとされており、 「そこを埋められる平均以上の三塁手」が喉から手が出るほど欲しい状況。
- 打線のニーズ: 大谷翔平退団後、主砲不在で長打力が足りない。 岡本が3番・4番に入れば打線の見栄えは一気に変わる。
- ボールパーク: エンジェル・スタジアムはやや投手寄りと言われるが、 夏場は打球がよく飛ぶ日もあり、岡本クラスのパワーなら問題なし。
課題は、球団がどこまで本気でマネーゲームに乗るか。 FA市場で狙うべき補強ポイントが多い中、 「岡本に4年〜5年の大型契約を出せるかどうか」はまだ不透明です。
本命候補③:サンディエゴ・パドレス──「一塁&DHのドンピシャ補強」
パドレス側の状況:一塁&DHが明確な補強ポイント
パドレスは2025年にナ・リーグ西地区2位、ポストシーズン進出を果たしつつも、 「一塁の打撃と長打力不足」が課題として繰り返し指摘されてきました。 MLB公式や地元メディアのロスター分析でも、 2026年に向けて一塁とDHをどうするかが大きなテーマになっています。
現在の2026年向けデプスチャートでは、 一塁や三塁に
- サン・ムン・ソン(韓国からの新加入内野手)
- ギャビン・シーツ
- ジェイク・クロネンワース
- マニー・マチャド(三塁の絶対的レギュラー)
といった名前が並びますが、「ガチの右の長距離砲」は不在。 East Village Timesなどの地元メディアは、 「2026年の一塁はもっとパワーが必要」として、補強候補案の一つに岡本の名前を挙げています。
パドレスと岡本の「ドンピシャ度」
- ポジション適性:
・三塁はマチャドがいるため、岡本は一塁/DHメインが現実的。 ・時々マチャドをDHに回した試合で三塁を守る、という使い方も可能。 ・「一塁に右の30本打者」はチームの補強ポイントに完全一致。 - ボールパーク:
・ペトコ・パークはかつて投手天国のイメージだったが、 フェンス短縮やボールの変化で、今は「やや投手寄りの中立球場」程度。 ・右打者にはセンター〜左中間はやや広いが、レフト線方向の打球は十分スタンドに届く。 - チームのウィンドウ:
・タティスJr.、クロネンワース、マチャドら主力の全盛期は今まさに「ここ数年」。 ・「優勝を狙う数年の間に、がっつり中軸を任せられる右打者」が欲しいタイミング。 - 文化面・生活面:
・西海岸&温暖な気候で、日本人選手も適応しやすいロケーション。 ・ロサンゼルスほどではないが日本人コミュニティもあり、生活環境はかなり良い部類。
実際、MLBTRや地元サイトでも、 「パイレーツ・エンジェルス・パドレスの3球団が特に有力」という報道が出ており、 パドレス専門メディアは 「一塁&DHの解決策として岡本は理想的」とする論調も見られます。
「三塁にこだわらず、一塁でもOK」という前提であれば、 パドレスはかなり“ドンピシャ”な着地先といっていいはずです。
ダークホース枠:レッドソックス/ブルージェイズ ほか
報道ベースでは、パイレーツ・エンジェルス・パドレス以外に、
- ボストン・レッドソックス
- トロント・ブルージェイズ
あたりも「水面下で興味を示している」球団として名前が挙がっています。
レッドソックス
- 三塁はデバースがいるが、守備不安やDHシフトの話題が絶えない
- 一塁も固定できておらず、「右のパワーバット」は明確なニーズ
- 日本人スラッガーをボストンで見たい、というマーケティング的な魅力も大きい
ブルージェイズ
- ゲレーロJr.の契約・去就次第で、一塁/DHの構図が変わる
- 右のパワーはすでにいるが、安定して30本打てる打者がもう1枚欲しいという声も
ただ現時点での“熱量”や具体的なオファーの報道の濃さで言うと、 パイレーツ>エンジェルス≒パドレス>その他 くらいのムラはありそうです。
結局どこが一番「ドンピシャ」か?
最終的に、「どこが一番ハマるか」を ①ポジション(ニーズ) ②ボールパーク ③お金・契約 ④本人の志向 の4つでざっくり採点してみると、こんなイメージになります。
| 球団 | ポジション適合 | ボールパーク | 契約・オファー | 志向・話題性 |
|---|---|---|---|---|
| パイレーツ | ◎(三塁の穴ドンピシャ) | ○(やや広いが許容範囲) | ◎(4年64〜70M報道) | ○(“海を渡る4番”として物語性大) |
| エンジェルス | ◎(三塁&打線の核が欲しい) | ○(やや投手寄りだが問題なし) | ?(本気度がまだ見えない) | ◎(本人第一希望説+ディズニー) |
| パドレス | ◎(一塁&DHの大補強ポイント) | ○(中立〜やや投手寄り) | ○(「参戦中」とされるが額は不明) | ○(タティス&マチャドと中軸はロマン) |
この中で、 「条件の総合点が最も高いのはパイレーツ」、 「本人の夢も含めるとエンジェルス」、 そして「プレースタイルとチーム事情のフィット感で言えばパドレス」 というのが、現時点のざっくりした結論です。
特にパドレスは、
- 一塁&DHのパワー不足という明確なニーズ
- 優勝を狙えるタイミングでの「あと一押しの中軸」
- 西海岸・温暖な気候・日本人にも馴染みやすい環境
という意味で、 「岡本がパワーをそのまま出しやすく、本人としてもやりやすい」 という点ではかなりドンピシャな行き先だと思います。
まとめ:本命はパイレーツ、ロマン枠はエンジェルス、「野球的フィット」はパドレス
- 岡本和真は、通算248本塁打・6年連続30本以上のNPB屈指の右の大砲で、2025年オフにポスティングでMLB挑戦中。
- 交渉期限は現地時間1月4日まで。複数の報道で、パイレーツ・エンジェルス・パドレスが有力候補として名前が挙がっている。
- パイレーツは三塁の穴+4年64〜70Mの厚いオファーで、条件面の「ドンピシャ度」は最強クラス。
- エンジェルスは本人の憧れ・ディズニー好きなども含め、「夢の球団」としての魅力が非常に大きい。
- パドレスは一塁&DHのパワー不足解消/優勝を狙うタイミング/西海岸の環境という点で、プレー面のフィット感が高い。
どこを選んでも「4番候補として迎えられる」のは間違いなく、 どのユニフォームを着ても、ペナントレースの主役級の扱いになるだけの実力はあります。 あとは本人が、お金・ポジション・環境・夢のどこを一番重く見るか。 パイレーツの再建の顔になるのか、エンジェルスで夢を叶えるのか、 それともパドレスでタティス&マチャドと並ぶ“西海岸の4番”になるのか――。 発表までの数日は、妄想を楽しみながら待つ時間になりそうです。



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