2026年NPB新戦力まとめ⑫ 福岡ソフトバンクホークス:有原流出でも層は健在。空いた枠に入るのは誰だ?

2026戦力

オフ最大の衝撃は、先発の柱だった有原航平の流出。ソフトバンクでは2025年に26試合で14勝・投球回175回と、まさに「イニングと勝ち星」を計算できる存在でした。[1] その有原が日本ハムと入団合意。[2]

とはいえホークスは、もともと選手層で戦うチーム。2026年のスローガンも「全新(ゼンシン)」=“一回壊して新たに挑戦する”を掲げ、世代交代と競争の圧をさらに強めてきました。[3]

この記事では、2026年に向けた補強内容を整理しつつ、空いた先発枠は誰が埋めるのか、そして「第二の野村勇」「第二の柳町」は現れるのかを、キャンプの振り分けも材料に見立てます。[4]


補強サマリー(IN/OUT)

区分主な動き狙い(ざっくり)
OUT有原航平(日本ハムへ)[2]ローテの投球回が丸ごと空く(最大の課題)
IN徐若熙(CPBL・味全ドラゴンズから入団/背番号18)[5]“新しい先発候補”として上積み。競争を加速
IN2026年度新入団(ドラフト支配下4+育成8が会見)[6]即戦力・素材の両取り(層の維持)
IN育成外国人:ジョナサン・モレノ(内野手)[7]中長期の底上げ(育成力の強みを活かす)

有原の穴は「誰か1人」では埋まらない

有原が抜けて困るのは、勝ち星以上に投球回です。2025年のパ・リーグ投手成績でも、有原は投球回175回を投げ切っています。[1] 先発1枚の“稼働”が抜けると、夏場にブルペンが先にヘバる――優勝争いでよくある負け方につながりやすい。

だから2026ホークスの回答は、おそらくこうなります。

  • 新戦力(徐若熙)をローテに入れる[5]
  • 既存戦力の底上げ+若手の台頭で「投球回の総量」を取り戻す
  • どうしても足りないところは、谷間・スポット先発で埋める

空いた先発枠に入るのは誰?——キャンプA組の顔ぶれがヒント

春季キャンプ(A組)投手には、スチュワートJr、上沢直之、徐若熙、大津亮介、前田悠伍、大関友久、上茶谷大河、伊藤優輔などが名を連ねています。[4] この並びは、そのまま「候補の厚さ」を示します。

現実的な“穴埋めシナリオ”3パターン

① 最短で埋める:徐若熙がローテ定着

新加入の徐若熙は球団発表でも“入団のお知らせ”として大きく扱われ、背番号18を託されています。[5] ここがローテにハマると、有原流出のダメージは一気に軽くなります。

② 王道の強さ:既存先発+大津/大関あたりが「年間稼働」

大津・大関のような既存戦力が、年間通して“ローテの枚数”として機能すれば、総投球回が戻ってきます。キャンプA組に入っているのは、その期待値の表れ。[4]

③ 未来型:前田悠伍が割り込む(でも急がせない)

前田悠伍もA組スタート。[4] ただし若手投手は、春の出来が良くても年間の波が出やすい。ホークスは“育てながら勝つ”の設計ができるので、無理に開幕ローテ固定にせず、スポットで積み上げる起用も十分あり得ます。


「第二の野村勇」「第二の柳町」は現れるのか?

まず、野村勇と柳町達は2025年にしっかり結果を残しています。

  • 野村勇(2025):打率.271/12本塁打/18盗塁(126試合)[8]
  • 柳町達(2025):打率.292/6本塁打、四球62でOPS.760(131試合)[9]

この2人の“ブレイク像”を雑にまとめると、

  • 野村=長打+走塁+守備の機動力で試合に影響を与えるタイプ[8]
  • 柳町=出塁(四球)を武器に打線の回転数を上げるタイプ[9]

そして2026年キャンプA組の野手には、周東佑京、正木智也、柳町達、笹川吉康、秋広優人、山本恵大などが入り、競争枠がはっきり見えます(内野にも野村勇、イヒネイツア、井上朋也ら)。[4]

“第二の野村/柳町”が生まれる条件

  • 役割がもらえる:代打や守備固めからではなく、スタメンや準レギュラーで打席が増える
  • 武器が明確:長打、出塁、走塁、守備…どれで勝つかが見える
  • 首脳陣が使いやすい:複数ポジション対応、守備で計算できる等

2026年はスローガン通り「全新」。[3] 有原の穴を埋めるために、投手はもちろん、野手でも“想定外の上積み”を作りたい。その意味で、春からA組に入る若手外野(笹川、山本など)や、内野の若手組は要注目です。[4]


ドラフト&育成:例年通り「層を増やす」動きは止めない

2026年度の新人発表会見では、ドラフト指名の支配下4選手と育成8選手が登壇。[6] また、パ・リーグ公式の入団会見記事では、ドラフト1位の佐々木麟太郎が「未契約のため不在」と明記されています。[10](このあたりも含め、開幕までに動きが出やすいポイントです)

さらに育成外国人として、内野手ジョナサン・モレノを獲得。[7] 一軍の即戦力補強だけでなく、育成ルートからの上積みを常に仕込むのがホークスの強さです。


結論:有原流出のダメージは大きい。でも「穴を埋める人材」が複数いるのがホークス

有原の175回・14勝が抜けるのは、普通なら致命傷になり得ます。[1] ただホークスは、キャンプA組の投手名簿を見ても「候補が並ぶ」チーム。[4]

  • 徐若熙がローテに定着できるか[5]
  • 大津/大関/上茶谷/前田悠伍あたりが、年間稼働で上積みを作れるか[4]
  • 野手で“第二の野村勇”“第二の柳町”級の上積みが生まれるか(競争枠は十分ある)[4][8][9]

「全新(ゼンシン)」の一年は、まさにここ。抜けた戦力を“補う”だけでなく、新しい勝ち方へ更新できるかが2026ホークスの見どころです。[3]


参考・引用元

  1. NPB.jp:2025年度 パ・リーグ 個人投手成績(有原航平 14勝・175回など)
  2. 北海道日本ハムファイターズ:有原航平投手との契約について(入団合意)
  3. 福岡ソフトバンクホークス:2026年スローガン決定のお知らせ(全新)
  4. 福岡ソフトバンクホークス:春季キャンプ2026 参加選手について(A組名簿)
  5. 福岡ソフトバンクホークス:徐若熙投手 入団のお知らせ
  6. 福岡ソフトバンクホークス:2026年度新入団選手発表会見
  7. 福岡ソフトバンクホークス:育成外国人選手入団のお知らせ(ジョナサン・モレノ)
  8. パ・リーグ.com:野村勇(2025年シーズン成績)
  9. パ・リーグ.com:柳町達(2025年シーズン成績)
  10. パ・リーグ.com:2026年度新人選手入団発表会見(ドラ1佐々木麟太郎は未契約のため不在)

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