2025年の阪神は85勝54敗4分・勝率.612でセ・リーグ優勝。数字の上でも「独走」と呼べる差をつけました。[1][2] さらに個人タイトル面でも、佐藤輝明が本塁打40・打点102、投手陣では才木浩人が最優秀防御率(1.55)など、勝ち方に“再現性”がありました。[3]
そんな中で迎える2026年。補強の主眼は「穴を埋める」よりも、盤石の土台をさらに厚くする方向です。ドラフトでは1位で創価大の立石正広を引き当て、助っ人も先発2枚+遊撃候補+救援補強で手当て。[4][5][6]
補強サマリー(IN/OUT)
| 区分 | 主な動き | 狙い(ざっくり) |
|---|---|---|
| IN | 立石正広(ドラ1・創価大)[4] | 右の強打+中軸候補の上積み、将来の主力固定へ |
| IN | キャム・ディベイニー(新外国人・内野手)[5] | 遊撃本命候補+内野の競争激化 |
| IN | イーストン・ルーカス(新外国人・投手)[6] | 先発/ローテ厚み(左腕) |
| IN | カーソン・ラグズデール(新外国人・投手)[7] | 先発/ローテ厚み(右腕) |
| IN | ダウリ・モレッタ(新外国人・投手)[8] | ブルペンのパワー枠(勝ちパ候補) |
| IN | ラファエル・ドリス(再契約)[9] | 終盤の経験値補強(抑え/セットアッパー) |
| OUT | ジョン・デュプランティエ(退団が報道/交渉終了)[10] | 先発の穴を「外国人先発2枚+若手台頭」で埋める設計 |
ドラフト:立石正広を引き当てた意味は“打線の天井”を上げること
阪神のドラフト1位は創価大の立石正広(背番号9)。入団発表会でも新人としての中心に据えられています。[4][11]
2025年は佐藤輝明がリーグを代表する打撃成績を残し、近本も盗塁王級の数字。[3] ここに立石が早期にフィットすれば、打線は「強い」から「止められない」側へ寄ります。逆に言うと、立石が即戦力としてどれだけ“開幕から”絡めるかが、連覇の上振れ要素です。
助っ人補強:遊撃候補+先発2枚+ブルペン強化で、抜けた穴を“厚み”で埋める
2025年のV要員だったデュプランティエは交渉終了が伝えられましたが、阪神はオフにディベイニー(内野)、ルーカス&ラグズデール(投手)、モレッタ(救援)を次々と獲得。さらにドリスとも再契約し、支配下の外国人枠で「数」も「役割」も用意してきました。[5][6][7][8][9][10]
- ディベイニー:遊撃本職として“レギュラーの椅子”を狙える補強[5]
- ルーカス&ラグズデール:先発に回れる2枚で、年間運用(故障・不調)を吸収[6][7]
- モレッタ+ドリス:終盤の出力と経験値を上積みし、勝ち試合の取りこぼしを減らす[8][9]
気になる点:「先発の顔ぶれが数年変わっていない」=悪いこと?
まず前提として、先発の核が変わらないのは強みです。才木浩人は2025年に最優秀防御率(1.55)を獲得。[3] 加えて、チームの投手陣は2026年の選手一覧を見ても、才木・村上・大竹・伊藤将司・西勇輝・高橋遥人・門別啓人など、計算できる名前が揃っています。[12]
ただし「同じ顔ぶれが続く」ことの懸念もあります。
- 年間の消耗:優勝チームは登板が増えがちで、翌年に“疲労の波”が来やすい
- 研究・対策:相手も同じ投手に合わせた攻略を積み上げる
- 故障リスク:計算できる投手が多いほど、1枚欠けた時のインパクトが大きい
だからこそ2026阪神のテーマは、先発の核を守りつつ若手が割って入って“新しいローテの柱”を増やせるかにあります。
割り込んでくる若手はいる?——キャンプメンバーと“競争枠”
春季キャンプの投手メンバーには、才木・村上・伊藤将司ら主力に加え、伊原陵人、椎葉剛、今朝丸裕喜、門別啓人、そして新外国人のルーカスなども名を連ねています。[13] 「固定メンバーで回す」ではなく、春から競争を回す意図が読み取れます。
さらに新人では、入団発表会に早瀬朔(投手)や能登嵩都(投手)らも参加しており、即戦力がどこまで食い込めるかも見どころ。[11]
2026年の“ローテ争い”注目ポイント
- 6枚目(または谷間)を誰が取るか:門別、今朝丸、伊原、椎葉、外国人先発勢など候補が多い[12][13]
- 外国人先発2枚が当たると、主力の負担が減る:結果として夏場の強さが増す[6][7]
- 若手が1枚“年間通して投げる”と連覇の確度が上がる:ローテの世代交代が進む
結論:2026阪神は「盤石」+「厚み」。連覇の鍵は“若手の上積み”と“助っ人の当たり”
2025年の独走優勝を支えた主力(打線・先発・終盤)は揃い、そこに立石という“未来の主軸候補”を上乗せ。[1][4] さらに助っ人は遊撃候補+先発2枚+救援で分厚くし、デュプランティエ退団のリスクを「層」で吸収する形です。[5][6][7][8][10]
昨年同様に首位を突っ走る条件はシンプル。
- 助っ人先発(ルーカス&ラグズデール)がローテにハマる[6][7]
- 若手が1枚、年間稼働する(門別・今朝丸・伊原などが台頭)[12][13]
- 終盤の取りこぼしを減らす(モレッタ+ドリスの“勝ちパ適性”)[8][9]
2026阪神は、補強の時点で“崩れにくい”構造を作ってきました。あとは春の競争で、誰が新しいレギュラー/ローテ枠を奪うか。ここが連覇を現実にする最大のポイントです。
参考・引用元
- NPB.jp:2025年度 セ・リーグ チーム勝敗表
- スポーツナビ(NPB公式配信):阪神タイガースが2年ぶり7度目のセ・リーグ優勝(2025/9/8)
- NPB.jp:2025年度 公式戦成績(リーグ・リーダーズ等)
- 朝日新聞(4years):2025年ドラフト 阪神1位は立石正広(2025/10/23)
- 阪神タイガース公式:キャム・ディベイニー選手との契約締結について(2025/12/16)
- 阪神タイガース公式:イーストン・ルーカス選手との契約締結について(2025/12/23)
- 阪神タイガース公式:カーソン・ラグズデール選手との契約締結について(2025/12/26)
- 阪神タイガース公式:ダウリ・モレッタ選手との契約締結について(2025/12/19)
- 阪神タイガース公式:ラファエル・ドリス選手との契約締結について(2025/12/19)
- 日刊スポーツ:デュプランティエ退団(交渉終了)報道(2025/12/14)
- 阪神タイガース公式:2026年度新人選手入団発表会(2025/12/15)
- 阪神タイガース公式:選手一覧(2026)
- 阪神タイガース公式:2026年春季キャンプメンバーについて(2026/1/22)



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