2026.04.04 / 引用付きHTML記事
日本ハム打線が、なんかおかしいです。4月4日時点で開幕7試合を消化して、43得点、68安打、18本塁打、長打率.543。本塁打数はパ・リーグ断トツで、スポニチは3日の試合後に「開幕から7試合連続本塁打」「チーム本塁打18本」と報じています。[1][2]
ここまで来ると、野球ファンが思い出すのはやはり2018年西武、いわゆる“山賊打線”です。では今のファイターズは、あの打線と比べてどのあたりにいるのか。結論から言うと、本塁打の出方はかなり山賊級。ただし、2018年西武ほどの「出塁・機動力まで全部そろった完成形」にはまだ達していません。今は“山賊の入口”くらいが一番しっくりきます。[1][3][4]
目次
- 今の日本ハム打線はどれくらいすごいのか
- 2018年西武打線は何が異常だったのか
- 並べて比較すると、どこまで似ているのか
- 今のファイターズの現在地
- 結論。山賊っぽいけど、まだ「2018西武そのもの」ではない
今の日本ハム打線はどれくらいすごいのか
まず現状の数字を見ます。NPBの2026年パ・リーグチーム打撃成績によると、日本ハムは7試合で打率.275、43得点、68安打、10二塁打、1三塁打、18本塁打、長打率.543、出塁率.337。43得点、18本塁打、長打率.543はいずれもリーグトップです。安打数68はソフトバンクと並んでリーグ最多。つまり今の日本ハムは、単に一発だけ出ているのではなく、打線全体でかなり塁を稼いでいます。[1]
特に本塁打の勢いはインパクトがあります。スポニチは4月3日のオリックス戦後、日本ハムが球団2度目の開幕から7試合連続本塁打を記録し、チーム本塁打数が18本に到達したと報じました。日刊スポーツも、4月2日時点で開幕6試合16発と「プロ野球最多に並ぶ」ペースだと伝えています。[2][5]
個人を見ても、規定打席以上では清宮幸太郎が打率.367、4本塁打、長打率.767、チーム個人成績では万波中正が7試合で4本塁打、7打点。野村佑希も5試合で2本塁打と打線の中心がしっかり長打を出しており、「誰か1人が暴れているだけ」の打線ではありません。[6][7]
今の日本ハム打線の特徴本塁打が多いだけでなく、得点も安打も出ている。
ただし出塁率は.337で、超重量級というより「まず長打で殴っている」打線です。
2018年西武打線は何が異常だったのか
比較対象の2018年西武は、数字で見ると本当にやばいです。NPBの2018年パ・リーグチーム打撃成績では、西武は143試合で打率.273、792得点、1351安打、244二塁打、29三塁打、196本塁打、長打率.454、出塁率.352、132盗塁を記録しました。打率、得点、安打、本塁打、長打率、出塁率がいずれもリーグトップで、優勝も果たしています。[3][4]
この打線が「山賊」と呼ばれたのは、単にホームランが多かったからではありません。1点2点では止まらず、四球で塁を埋め、単打でも返し、長打でまとめて奪い、足でも揺さぶる。リーグ最多の566四球と132盗塁まで含めると、“出塁してから点になるルートが多すぎた”のが2018年西武の怖さでした。[3]
しかも、その年の西武はシーズンを通してこれをやり切っています。143試合で196本塁打、792得点というのは、開幕数試合の爆発ではなく、1年分の完成された破壊力です。だから今の日本ハムを「2018西武と同じ」と言い切るには、まだかなり慎重であるべきです。[3][4]
並べて比較すると、どこまで似ているのか
数字をそのまま並べると、こうなります。
| 項目 | 2026日本ハム(7試合時点) | 2018西武(シーズン通算) |
|---|---|---|
| 打率 | .275 | .273 |
| 得点 | 43 | 792 |
| 安打 | 68 | 1351 |
| 本塁打 | 18 | 196 |
| 長打率 | .543 | .454 |
| 出塁率 | .337 | .352 |
| 盗塁 | 4 | 132 |
| 犠打 | 2 | 48 |
まず見えてくるのは、本塁打と長打率の瞬間最大風速です。日本ハムは7試合で18本塁打なので、1試合あたり約2.57本。2018年西武は143試合で196本塁打、1試合あたり約1.37本です。もちろん開幕直後の短期サンプルなので単純比較は危険ですが、少なくとも「今の時点の一発の出方」は、かなり山賊打線っぽいです。[1][3]
一方で、出塁率と機動力はまだ違う。日本ハムの出塁率.337は十分優秀ですが、2018年西武の.352には届いていません。盗塁も日本ハムは7試合で4、西武はシーズン132。今の日本ハムは「足でも圧をかけながら打ちまくる」より、まず長打で試合を壊すタイプに見えます。[1][3]
つまり、打線の暴れ方としては似ている部分があります。実際、日本ハムは現時点でパ・リーグトップの得点力を持っています。ただし、2018年西武のような“どの形でも点が入る”完成度とはまだ差がある。今のファイターズは、山賊の「破壊力」はかなりあるが、「万能感」はまだこれからという感じです。[1][3][4]
比較して見えること今の日本ハムは「ホームランの勢い」で山賊っぽい。
でも2018年西武は、そこに四球と盗塁まで大量に乗っていた。ここがまだ違います。
今のファイターズの現在地
では、今の日本ハムはどこまで来ているのか。現時点では、「2018西武に似た打線になる可能性を感じさせる段階」と見るのが一番自然です。打率.275は西武2018とほぼ同じラインで、本塁打数と長打率は序盤としてはむしろ上。ここだけ見れば、かなり夢があります。[1][3]
ただし、まだ試合数は7。ここから相手投手の対策も進みますし、主砲が不在でも打てるか、四球を選び続けられるか、長打偏重が冷えたときに別ルートで点を取れるか、という課題はこれから見えてきます。日刊スポーツが指摘したように、レイエスを欠いても打線の勢いが止まらなかった点はプラスですが、それがシーズンで続くかは別問題です。[5]
逆に言えば、もし日本ハムがこの先も出塁率をさらに上げて、盗塁や走塁の圧まで加えてくるなら、本当に“山賊化”と言っていい打線になります。現時点では、「山賊の入り口」「重量打線としてはかなり本物」「でも2018西武の完成度に並んだとはまだ言えない」くらいがちょうどいい評価でしょう。[1][3][4][5]
結論。山賊っぽいけど、まだ「2018西武そのもの」ではない
ファイターズ打線が山賊化しているのか。4月4日時点の答えは、かなりYES寄りの途中経過です。
- 7試合で18本塁打、43得点、長打率.543は十分に異常
- 打率も.275で、単なるブンブン丸打線ではない
- ただし出塁率と機動力は、2018年西武ほどの完成度にはまだ届かない
- 今は「ホームランの勢いが山賊級」、でも総合力はこれから
なので、今の日本ハムを一言で表すなら、「2018西武の再来」より「2018西武を思い出させる爆発力を持った新型」の方が近いです。ホームランのペースは確かに夢がある。でも、あの山賊打線が本当に恐ろしかったのは、1年かけてずっと殴り続けたことでした。
ここから日本ハムが、その破壊力を1カ月、2カ月と持続できるのか。もしできるなら、今年のパ・リーグはかなり面白くなります。現時点ではまだ「序盤の爆発」ですが、少なくとも比較対象として2018年西武が自然に出てくるところまでは、もう来ています。[1][2][3][4][5]
※本記事の2026年日本ハム成績は4月4日時点のNPB公式成績と当日報道を参照しています。開幕直後のため、サンプルはまだ非常に小さい点に注意が必要です。



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