カテゴリ案:アカンプロ野球/その他ネタ
メタディスクリプション案:2026年のセリーグは、巨人の監督逮捕・辞任騒動、広島のゾンビたばこ騒動など、グラウンド外のニュースも目立つシーズンになっている。では、その「あの日」から両チームの成績はどう変わっていたのか。数字からゆるく整理する。
今年のセリーグ、ちょっと騒がしすぎる
2026年のセリーグ、順位表より先にニュース欄が荒れている気がします。
もちろん、プロ野球は長いシーズンです。
ケガ人も出るし、不振の選手も出るし、監督の采配も叩かれるし、球団内外でいろいろな話題が出ます。
ただ、今年のセリーグはそれにしても話題が重い。
巨人では、阿部慎之助前監督が5月25日に暴行の疑いで現行犯逮捕され、その後釈放。翌26日には辞任し、橋上秀樹コーチが監督代行を務めることになりました。
さらに6月15日には、東京地検が阿部前監督を不起訴処分にしたことも報じられています。
一方の広島では、羽月隆太郎元選手の「ゾンビたばこ」騒動がシーズン中に再燃しました。
羽月元選手は、指定薬物エトミデート、いわゆる「ゾンビたばこ」を使用した罪で有罪判決が確定。その後、5月28日のSNSライブ配信で「自分を含め6人のカープ選手が同じ人物から購入していた」と発言したことが報じられ、再び大きな騒動になりました。
なお、この記事では他選手の関与を断定しません。
あくまで、報道された騒動が出た「あの日」を基準にして、その後のチーム成績がどう変わったのかを見る記事です。
こういうニュースが出ると、どうしても気になるのはこれです。
チームの成績、そこから変わったのか?
というわけで今回は、巨人と広島の「あの日」からの成績を、かなりゆるく整理していきます。
この記事の結論
- 巨人は阿部前監督の逮捕・辞任騒動後、むしろ成績が上がっている。
- 5月26日以降の巨人は、交流戦で10勝6敗2分、勝率.625。
- 広島は5月28日のゾンビたばこ騒動再燃後、5勝8敗1分、勝率.385。
- ただし、どちらも騒動が勝敗を直接動かしたとは言い切れない。
- 巨人は現場の継続性、広島は交流戦そのものの苦戦が大きそう。
ざっくり言うと、巨人は「普通なら崩れてもおかしくない騒動」の後に、なぜかセリーグ勢で一番交流戦を勝っています。
逆に広島は、騒動後も苦しい。
ただし、広島の場合は「騒動のせいで急に弱くなった」というより、交流戦でパリーグ上位に飲まれた印象のほうが強いです。
まず「あの日」をどこに置くか
今回の比較では、巨人と広島で基準日を少し変えます。
巨人は比較的わかりやすいです。
阿部前監督の逮捕報道が5月25日。
翌5月26日に辞任し、橋上秀樹監督代行体制になりました。
そのため、この記事では5月26日以降を「巨人の騒動後」として見ます。
広島は少しややこしいです。
羽月元選手の最初の逮捕は公式戦開幕前の出来事です。
そのため、開幕後のチーム成績と前後比較するにはやや扱いにくい。
そこで今回は、シーズン中に騒動が再燃した5月28日夜のSNSライブ配信を基準にして、5月29日以降の成績を見ます。
つまり、今回の「あの日」はこうです。
| チーム | 基準にする出来事 | この記事で見る期間 |
|---|---|---|
| 巨人 | 阿部前監督の逮捕報道、辞任、監督代行体制への移行 | 5月26日以降 |
| 広島 | 羽月元選手のSNSライブ配信による騒動再燃 | 5月29日以降 |
もちろん、この切り方だけが正解というわけではありません。
ただ、シーズン中の成績変化を見るなら、この区切りが一番わかりやすいと思います。
前後成績を並べるとこうなる
まず、数字をまとめます。
2026年6月15日現在、NPB公式のセリーグ勝敗表では、巨人は64試合34勝28敗2分、勝率.548で首位。
広島は61試合23勝35敗3分、勝率.397で5位です。
交流戦成績では、巨人が18試合10勝6敗2分、勝率.625。
広島は17試合5勝11敗1分、勝率.313となっています。
| チーム | 基準日 | 騒動前 | 騒動後 | 変化 |
|---|---|---|---|---|
| 巨人 | 5月26日 | 24勝22敗0分 勝率.522 | 10勝6敗2分 勝率.625 | 勝率アップ |
| 広島 | 5月29日 | 18勝27敗2分 勝率.400 | 5勝8敗1分 勝率.385 | ほぼ横ばいから微減 |
| 広島 交流戦全体 | 5月26日以降 | 18勝24敗2分 勝率.429 | 5勝11敗1分 勝率.313 | 大きく下降 |
こうして見ると、巨人と広島でかなり対照的です。
巨人は、普通ならチームが一気に沈んでもおかしくない状況でした。
監督が突然いなくなる。
しかもシーズン中。
しかも巨人。
この時点で、外から見れば「今年終わったかも」と思われても仕方ありません。
ところが数字だけ見ると、巨人はそこから10勝6敗2分。
勝率.625です。
むしろ騒動前より勝率が上がっています。
一方の広島は、5月28日の騒動再燃後だけで見ると5勝8敗1分。
極端に崩壊したというほどではありませんが、勝率.385なので、やはり苦しいです。
しかも交流戦全体では5勝11敗1分。
こちらはかなり重い数字です。
巨人はなぜ崩れなかったのか
巨人に関して一番おもしろいのは、騒動後にチームが沈んでいないことです。
5月26日以降、橋上監督代行体制になった巨人は、交流戦で10勝6敗2分。
セリーグ勢の中では、かなり優秀な成績です。
というより、2026年6月15日現在の交流戦勝敗表を見ると、セリーグで明確に勝ち越しているのは巨人だけです。
阪神、ヤクルト、DeNA、広島、中日はすべて負け越し。
その中で、巨人だけが10勝6敗2分。
これは普通に強いです。
もちろん、これを見て「阿部前監督が辞めたから強くなった」と言うのは雑すぎます。
野球の勝敗はそんな単純ではありません。
相手のローテ、移動、打線の状態、投手の調子、リリーフの消耗、交流戦特有の相性。
いろいろな要素があります。
ただ、巨人の場合、騒動後にチームの指揮系統をすぐに明確にできたことは大きかったように見えます。
監督が突然いなくなった時、一番怖いのは現場が止まることです。
誰が決めるのか。
誰が責任を持つのか。
采配は変わるのか。
選手起用は変わるのか。
このあたりが曖昧になると、チームは一気にバラバラになります。
でも巨人は、橋上秀樹監督代行という形で、すぐに現場の形を作りました。
だから、外の騒動は大きかったけれど、グラウンド上の運用は意外と止まらなかった。
このあたりが、成績に出ているのかもしれません。
広島は「騒動後に急落」というより、交流戦で普通に苦しい
広島の場合、単純に「ゾンビたばこ騒動があったから弱くなった」と言うのは危険です。
まず、5月28日のSNSライブ配信後、5月29日以降の広島は5勝8敗1分。
もちろん良くはありません。
ただ、発言前までの広島も18勝27敗2分、勝率.400でした。
つまり、もともと苦しかった。
騒動後に急に別チームになったというより、苦しい流れがそのまま続いた印象です。
むしろ目立つのは、交流戦そのものの苦戦です。
広島は交流戦で17試合5勝11敗1分。
勝率.313。
これはかなり厳しいです。
特に、今年のパリーグ上位はかなり強い。
西武、ソフトバンク、日本ハムあたりは、交流戦でセリーグ相手にかなり勝っています。
広島からすると、そこで波に乗れなかったのが痛い。
5月29日から31日はソフトバンクに3連敗。
6月3日に日本ハムに勝ったものの、6月4日は敗戦。
オリックス戦では引き分けを挟んで2勝しましたが、その後の西武戦で3連敗。
楽天戦で最後に少し戻したものの、全体としては借金を増やしました。
つまり、広島は騒動で急に崩れたというより、交流戦の相手が普通に重かった。
ここは分けて考えたほうがよさそうです。
巨人と広島、同じトラブルでも中身が違う
巨人と広島の違いをかなり雑に言うと、こうです。
巨人は、チームの中枢が突然変わった。
広島は、チーム外から騒動が再燃した。
この違いは大きいです。
巨人の騒動は、現場そのものに直撃しました。
監督がいなくなるわけです。
普通に考えれば、ベンチの空気も変わるし、選手の受け止め方も難しい。
それでも巨人は、その後に勝ちました。
一方の広島は、羽月元選手の発言によって騒動が再燃しました。
ただ、少なくとも試合運用の面では、監督や主力選手が突然抜けたわけではありません。
もちろん、球団や選手への心理的な影響がゼロだったとは言えません。
ただ、数字だけを見ると、成績悪化の主因を騒動だけにするのは少し乱暴です。
広島の場合は、騒動よりも野球の中身の問題。
点が取れない。
接戦を落とす。
パリーグ上位に押し切られる。
そのあたりのほうが、成績には大きく出ているように見えます。
セリーグ全体で見ると、巨人だけが踏ん張っている
2026年の交流戦は、セリーグ全体で見るとかなり苦しいです。
2026年6月15日現在のNPB公式交流戦勝敗表では、セリーグ各球団の成績はこうなっています。
| チーム | 交流戦成績 | 勝率 |
|---|---|---|
| 巨人 | 10勝6敗2分 | .625 |
| 阪神 | 5勝11敗0分 | .313 |
| ヤクルト | 6勝11敗1分 | .353 |
| DeNA | 5勝13敗0分 | .278 |
| 広島 | 5勝11敗1分 | .313 |
| 中日 | 7勝11敗0分 | .389 |
こう見ると、巨人だけがかなり異質です。
監督辞任騒動があったチームが、セリーグで一番勝っている。
逆に、広島は交流戦で下位に沈んでいる。
このねじれが、2026年セリーグのなんとも言えない気持ち悪さです。
普通なら、巨人が一番沈んでいてもおかしくない。
でも実際には、巨人が踏ん張っている。
そして広島は、騒動の有無以前に、交流戦で勝ち筋を作れなかった。
今年のセリーグは、ニュースの印象と順位表の印象がかなりズレています。
トラブルは成績に影響したのか?
結論から言うと、影響ゼロとは言えないけど、数字だけで因果関係は言えません。
巨人の場合、騒動後に勝率が上がっています。
だからといって、「監督が辞めたから強くなった」と言うのはさすがに乱暴です。
ただ、チームが崩れなかったのは事実。
この点はかなり大きいです。
広島の場合、5月28日の発言後に5勝8敗1分なので、苦しいのは事実です。
ただ、騒動前から勝率は4割前後でした。
交流戦全体で5勝11敗1分という結果を見ると、問題は騒動そのものより、チームとして勝ち切れなかったことにありそうです。
ただし、ファン心理としては別です。
負けている時にこういうニュースが出ると、どうしても「チームの空気が悪いのでは」と見えてしまいます。
勝っていれば「逆境でまとまった」と言われる。
負けていれば「やっぱり騒動の影響か」と言われる。
野球の成績は、いつも後から物語をくっつけられます。
でも数字を冷静に見ると、巨人は騒動後に勝っていて、広島は騒動前から苦しかった。
ここは分けて考えたほうがよさそうです。
巨人は“逆境でまとまった”のか
巨人の騒動後の成績を見ると、「逆境でまとまった」という言い方はしたくなります。
ただ、これは半分正しくて、半分危険です。
確かに、結果だけ見れば巨人はまとまっています。
5月26日以降、10勝6敗2分。
交流戦でセリーグ唯一の勝ち越し。
首位もキープ。
これだけ見れば、チームがバラバラになった感じはありません。
でも、勝っている理由を精神論だけにすると、ちょっと雑です。
巨人はもともと戦力があります。
投手陣も大崩れしにくい。
守備も安定している。
交流戦でも、オリックスに3連勝するなど、しっかり勝てるカードを作りました。
つまり、逆境でまとまったというより、もともと持っていた地力を失わなかった。
この表現のほうが近いと思います。
広島は“騒動の影響”よりも打線と交流戦の壁
広島はどうしても、ゾンビたばこ騒動の印象が強くなります。
言葉のインパクトも強い。
元選手の発言内容も重い。
ニュースとしては、どうしてもそちらに目が行きます。
ただ、成績を見れば、広島の問題はもっとグラウンド上にありそうです。
交流戦で5勝11敗1分。
ソフトバンクに3連敗。
西武にも3連敗。
日本ハム、オリックス、楽天には勝ちもありましたが、全体としてはパリーグ上位に押されました。
広島は投手が頑張っても、打線がなかなか援護できない試合が多い。
接戦を拾えない。
先にリードされると重い。
そういう試合が積み重なると、騒動があってもなくても勝率は上がりません。
だから、広島については「騒動で弱くなった」というより、もともとの苦しさが交流戦でさらに見えてしまった、という感じです。
まとめ:巨人はなぜか生き残り、広島はまだ回復途中
2026年のセリーグは、かなり騒がしいです。
巨人は、監督の逮捕・辞任という普通なら大崩れしてもおかしくない出来事がありました。
ところが、橋上監督代行体制になってからは10勝6敗2分。
交流戦では、セリーグで一番勝っているチームになっています。
広島は、羽月元選手のゾンビたばこ騒動がシーズン中に再燃しました。
ただ、5月29日以降の成績だけを見ると5勝8敗1分。
急激な崩壊というより、交流戦全体の苦戦がそのまま出た印象です。
今回の結論はこうです。
巨人はトラブル後にむしろ勝った。
広島はトラブル後も苦しいが、原因を騒動だけにするのは雑。
そしてセリーグ全体は、交流戦で普通にパリーグに飲まれている。
これが一番しっくりきます。
トラブルが多い年は、どうしてもニュースの印象が強くなります。
でも、順位表は意外と正直です。
巨人は勝っている。
広島は苦しい。
同じセリーグ、同じトラブル絡みでも、グラウンド上の結果はかなり対照的です。
よくある質問
Q. 巨人は阿部前監督がいなくなって強くなったの?
A. そこまで言うのは危険です。ただ、5月26日以降の巨人が10勝6敗2分、勝率.625と好成績なのは事実です。監督交代そのものより、橋上監督代行体制への移行が早く、現場が大きく崩れなかったことが大きそうです。
Q. 広島はゾンビたばこ騒動のせいで弱くなった?
A. 断定はできません。5月28日のSNSライブ配信後は5勝8敗1分ですが、騒動前から広島は勝率4割前後で苦戦していました。交流戦全体でも5勝11敗1分なので、騒動よりも野球面の苦しさが大きく見えます。
Q. 広島の騒動で他選手の関与は確定しているの?
A. この記事では断定しません。報道されているのは、羽月元選手がSNSライブ配信でそのように発言したという内容です。他選手の関与については、公式発表や捜査結果を待つ必要があります。
Q. セリーグ全体は交流戦で弱い?
A. 2026年6月15日現在の交流戦勝敗表では、セリーグで勝ち越しているのは巨人だけです。阪神、ヤクルト、DeNA、広島、中日はいずれも負け越しており、全体としてはかなりパリーグ優勢の交流戦になっています。
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