2026年WBC準々決勝で、日本代表の相手はベネズエラに決まりました。MLB公式の大会整理記事では、日本はPool Cを4勝0敗の1位通過、ベネズエラはPool Dを3勝1敗の2位通過で、準々決勝で両国が対戦すると明記されています。ロイターも、ドミニカ共和国がベネズエラに勝ってPool D首位を奪ったことで、ベネズエラが日本と当たる形になったと報じました。[1][2]
ベネズエラ代表の怖さは、単なる有名選手の多さではありません。MLB公式のベネズエラ代表プレビューでは、ロナルド・アクーニャJr.、ジャクソン・チョウリオ、ルイス・アラエス、エウヘニオ・スアレス、グレイバー・トーレス、ウィルソン&ウィリアム・コントレラス、サルバドール・ペレスらが名を連ね、さらに投手ではレンジャー・スアレス、エドゥアルド・ロドリゲスといった実績組が軸になると紹介されています。しかも記事は、打線だけでなくブルペンの厚みも強みだと指摘しています。[3][4]
つまり日本にとってベネズエラは、「一発のある打者が何人かいる」程度の相手ではありません。出塁できる、走れる、長打もある、しかも投手も最低限ゲームを作れる。今回は、その中でも特に警戒したい主要選手を整理していきます。
- まず、今大会のベネズエラはどんな勝ち上がり方をしてきたのか
- 要注意打者① ロナルド・アクーニャJr. やはり中心はこの男
- 要注意打者② ルイス・アラエス しぶといのに今大会は長打まである
- 要注意打者③ サルバドール・ペレス 経験値と一発の両方がある
- 要注意打者④ ジャクソン・チョウリオ 若いのにもう厄介
- 要注意打者⑤ エウヘニオ・スアレス、コントレラス兄弟、グレイバー・トーレスまで続く
- 投手で最も警戒すべきはレンジャー・スアレス
- もう一人の先発候補、エドゥアルド・ロドリゲスは波があるが侮れない
- 実はベネズエラは「投手力不足の一点突破型」ではない
- 結論 日本にとってベネズエラは「切れ目がなく、試合の型も多い」相手
- 参考・引用
まず、今大会のベネズエラはどんな勝ち上がり方をしてきたのか
ベネズエラはPool Dを3勝1敗で通過しました。MLB公式の大会整理記事によると、最終戦でドミニカ共和国に敗れて2位となったものの、オランダ、イスラエル、ニカラグアを相手にしっかり勝ち切って準々決勝へ進出しています。[1]
内容を見ても、かなり嫌なチームです。イスラエル戦では15-3で圧勝し、MLB公式はこの試合でルイス・アラエスが2本塁打を放ったと報じました。ニカラグア戦はロイターによると4-0の完封勝ちで、打線の爆発力だけでなく、投手戦を締める形も持っています。要するにベネズエラは、乱打戦にも投手戦にも付き合えるタイプの強豪です。[5][6]
要注意打者① ロナルド・アクーニャJr. やはり中心はこの男
まず一番に挙げるべきは、やはりロナルド・アクーニャJr.です。MLB公式のベネズエラ代表プレビューでも、アクーニャJr.はロースターの筆頭として紹介されており、チームは「アクーニャがどう機能するか」で大きく変わるとまで書かれています。[3]
個人成績を見ても、やはり別格です。MLB公式の選手ページでは、2025年のアクーニャJr.は打率.290、21本塁打、OPS.935を記録しています。出場試合数は限られたものの、OPS.935という数字は依然としてトップクラスで、少ない打席でも破壊力を維持していたことがわかります。Baseball Savantでも、2025年の平均打球速度92.7mph、ハードヒット率52.5%、バレル率15.7%と、打球の質が極めて高いことが示されています。[7][8]
しかもアクーニャJr.は、ただのホームラン打者ではありません。MLB公式の記事では、イスラエル戦前にアクーニャJr.がダンスでチームを鼓舞し、その試合でベネズエラが初回から4得点した様子が伝えられています。数字以上に、試合の空気を動かせる選手だということです。日本としては、打席だけでなく塁に出したあとの走塁や勢いまで含めて警戒が必要です。[5][9]
要注意打者② ルイス・アラエス しぶといのに今大会は長打まである
次に嫌なのが、ルイス・アラエスです。アラエスは「好打者」「ミート職人」という印象が強いですが、今大会のベネズエラではそれ以上の存在感を出しています。MLB公式のイスラエル戦記事では、アラエスが2本塁打を放って15得点の大勝をけん引したと報じられました。[5]
MLB公式の選手ページによると、2025年のアラエスは打率.292、181安打、8本塁打、61打点、OPS.719でした。しかもMLBは、彼が2025年にナ・リーグ最多安打を記録し、さらにMLB最低の三振率3.1%、最高クラスのコンタクト率を誇ったと紹介しています。要するにアラエスは、そもそも非常に三振しにくい打者です。そこへ今大会は本塁打まで加わっているのだから、かなり厄介です。[10]
日本投手陣から見ると、アラエスの嫌らしさは「勝負の形を作りにくい」ところです。ホームランだけを警戒するならまだしも、基本はしぶとく前に飛ばし、カウントも簡単に渡さず、しかも今大会は長打まである。こういうタイプは短期決戦で非常に面倒です。[5][10]
要注意打者③ サルバドール・ペレス 経験値と一発の両方がある
ベネズエラ打線でもう一人、日本にとってかなり嫌なのがサルバドール・ペレスです。MLB公式プレビューでは、ペレスはベネズエラ代表の“キャプテン”として紹介されており、単なるベテランではなく、チームの精神的支柱でもあります。[3]
数字もまだ十分怖いです。MLB公式の選手ページでは、2025年のペレスは打率.236、30本塁打、100打点、OPS.730を記録しています。打率だけ見れば派手ではありませんが、30本塁打100打点という数字は、依然として中軸打者の迫力があります。Baseball Savantでも、2025年のバレル率14.8%が示されており、長打の質はまだ高いです。[11][12]
さらにペレスは、大舞台慣れしているのも厄介です。こういう捕手兼主軸タイプは、国際大会の一発勝負で思い切りよく振ってきます。日本としては、得点圏で回ってきたときに最も嫌な打者の一人でしょう。[3][11]
要注意打者④ ジャクソン・チョウリオ 若いのにもう厄介
ベネズエラ打線の“次世代の怖さ”を象徴するのがジャクソン・チョウリオです。MLB公式のベネズエラ代表プレビューでも、アクーニャJr.と並んで外野の主力候補として挙げられています。[3]
ESPNの2025年成績によると、チョウリオは打率.270、21本塁打、78打点、OPS.770を記録しました。まだ若い選手ですが、すでに20本塁打を超える長打力を持ち、しかもベネズエラ代表の中では脇役ではありません。日本の投手からすると、「ベテラン主軸だけを気をつければいい」相手ではない、ということを示す存在です。[13]
要注意打者⑤ エウヘニオ・スアレス、コントレラス兄弟、グレイバー・トーレスまで続く
ベネズエラの嫌なところは、ここまで挙げてもまだ終わらないことです。MLB公式プレビューでは、エウヘニオ・スアレス、グレイバー・トーレス、ウィルソン・コントレラス、ウィリアム・コントレラスまで並んでいると紹介されています。[3][4]
特にエウヘニオ・スアレスは、MLB公式の選手ページによれば2025年に30本塁打、101打点を記録しており、右の長距離砲として十分に怖い存在です。打線の上位にアクーニャJr.やアラエスがいて、その後ろにスアレスやコントレラス兄弟がいるとなると、日本投手陣はかなり長いイニングで神経を使うことになります。[14][3]
投手で最も警戒すべきはレンジャー・スアレス
ベネズエラ投手陣で、日本が最も警戒したい一人はレンジャー・スアレスです。MLB公式のベネズエラ代表プレビューでも、ローテーションの不安要素に触れながら、スアレスとエドゥアルド・ロドリゲスが軸になると書かれています。[3]
MLB公式の選手ページによると、レンジャー・スアレスは2025年に26試合、12勝8敗、防御率3.20、157.1回、151奪三振、WHIP1.22を記録しました。派手な剛腕ではないものの、しっかり先発ローテを回して試合を作れる左腕です。Baseball Savantでも、2025年の被打球の質をかなり抑えていることが示されており、日本の左打者にとっても簡単な相手ではありません。[15][16]
短期決戦では、「エース級ではないが、きっちり試合を壊さない左腕」が一番嫌なことがあります。レンジャー・スアレスはまさにそのタイプで、日本打線が早い回に攻略できるかは大きなポイントになりそうです。[15][16]
もう一人の先発候補、エドゥアルド・ロドリゲスは波があるが侮れない
もう一人の実績組がエドゥアルド・ロドリゲスです。MLB公式プレビューでも、ベネズエラの先発陣を支える存在として名が挙がっています。[3]
2025年成績は、ESPNベースで9勝9敗、防御率5.02、143奪三振、WHIP1.54と、レンジャー・スアレスほど安定感はありません。ただし奪三振数はしっかりあり、状態がハマったときの厄介さはあります。日本としては、彼を「調子が悪い年の左腕」と軽く見るより、一発勝負では十分怖い投手として見ておいたほうがいいでしょう。[17]
実はベネズエラは「投手力不足の一点突破型」ではない
MLB公式のベネズエラ代表プレビューは、ローテーションに不安がある一方で、打線だけでなくブルペンの厚みも強みだと指摘しています。さらに、経験の浅い投手としてEnmanuel de Jesús、Carlos Guzmán、Oddanier Mosqueda、Ricardo Sánchezらの名前も紹介していました。絶対的エース不在の不安はありますが、だからといって「打線だけのチーム」とは言い切れません。[3]
実際、ニカラグア戦を4-0で終えたように、ベネズエラは投手戦もできます。日本にとって嫌なのは、点の取り合いしかできないチームより、試合展開の幅を持っているチームです。ベネズエラはまさにそういう相手です。[6][3]
結論 日本にとってベネズエラは「切れ目がなく、試合の型も多い」相手
WBC準々決勝で日本が当たるベネズエラは、単にアクーニャJr.がいるから怖いチームではありません。アクーニャJr.の総合力、アラエスのしぶとさ、サルバドール・ペレスの経験と長打、チョウリオの若さ、スアレスやコントレラス兄弟まで続く厚みがそろっているから厄介なのです。しかも投手ではレンジャー・スアレスのような試合を壊しにくい左腕もいる。[3][7][10][15]
日本としては、誰か一人を抑えて終わる相手ではありません。上位打線の出塁を止め、中軸の長打を防ぎ、先発を早めに攻略できるかどうかが大きなカギになります。言い換えれば、ベネズエラは「日本が強い野球」をそのまま高いレベルでぶつけ合う相手でもあります。準々決勝としては、かなり手ごわい相手と言っていいでしょう。[1][3][15]
参考・引用
- MLB公式「How each World Baseball Classic pool played out in 2026」
- Reuters「World Baseball Classic roundup: Canada beats Cuba to advance」
- MLB公式「Venezuela 2026 World Baseball Classic preview」
- MLB公式 2026 WBC ベネズエラ代表ロースター
- MLB公式「Israel vs. Venezuela in 2026 World Baseball Classic」
- Reuters「WBC roundup: Fernando Tatis Jr., Dominican Republic remain perfect」
- MLB公式 Ronald Acuña Jr. 選手ページ
- Baseball Savant Ronald Acuña Jr. Statcast
- MLB公式「Need a hype man? Acuña can do that, too」
- MLB公式 Luis Arráez 選手ページ
- MLB公式 Salvador Perez 選手ページ
- Baseball Savant Salvador Perez Statcast
- ESPN Jackson Chourio 2025 season stats
- MLB公式 Eugenio Suárez 選手ページ
- MLB公式 Ranger Suárez 選手ページ
- Baseball Savant Ranger Suárez Statcast
- ESPN Eduardo Rodriguez 2025 season stats



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