2026.04.04 / 引用付きHTML記事
今年もドジャース打線が、普通におかしいです。MLB公式の2026年チーム打撃成績では、開幕7試合時点で36得点、60安打、12本塁打、打率.264、出塁率.336、長打率.454、OPS .790。開幕直後とはいえ、すでにリーグ上位の破壊力を見せています。しかも4月3日のナショナルズ戦では13-6で勝ち、ロイターは5本塁打で圧倒したと報じました。[1][2]
では、この打線がどれほど異常なのか。今回は比較相手として、「昨季の成績」と「今季開幕の低調ぶり」を総合して、現時点で最弱候補と判断しやすいコロラド・ロッキーズを置いてみます。ロッキーズは2025年に43勝119敗でMLBワースト級、さらに2026年開幕も2勝6敗で、チーム打撃成績は打率.227、出塁率.289、長打率.332、OPS .621とかなり苦しい。つまり、ただの弱いチームではなく、昨季ワーストのまま今年も重たい入り方をしているチームです。[3][4][5]
この2チームを並べると、ドジャース打線の怖さは「スターが多い」ことではなく、弱いチームとの差が、すでに全部門でかなり開いていることだと見えてきます。
目次
なぜロッキーズを“最弱”比較相手にしたのか
まず「最弱」の定義を置いておきます。今回は、2025年の成績が極端に悪かったことと、2026年開幕直後も低調であることの両方を満たすチームを比較相手にしています。その基準で見ると、ロッキーズはかなり有力です。
Baseball-Referenceによると、ロッキーズは2025年に43勝119敗で地区最下位。これは球団史上ワーストで、近年でもかなり深刻な負け方です。さらに2026年開幕直後もMLB公式の打撃成績では打率.227、出塁率.289、長打率.332、OPS .621、スタッツ上位一覧では29位近辺に沈んでいます。Axios Denverも、ロッキーズは昨季のリーグワーストチームであり、今年も「100敗回避」が現実的な目標になりそうだと伝えています。[3][4][5]
もちろん、開幕1週間で“最弱確定”なんてことはありません。ただ、昨年の弱さを引きずったまま、今年の入りも重いという意味では、今ドジャースと対比させる相手としてロッキーズはかなりしっくりきます。
今回の“最弱”基準昨季の勝率の低さだけでなく、
開幕直後も打線と勝敗が重いこと。
その両方を満たすチームとして、ロッキーズを採用しています。
ドジャースとロッキーズを数字で並べる
では、2026年開幕直後のチーム打撃成績をそのまま並べます。
| 項目 | ドジャース | ロッキーズ |
|---|---|---|
| 試合数 | 7 | 7 |
| 得点 | 36 | 25 |
| 安打 | 60 | 52 |
| 本塁打 | 12 | 4 |
| 打率 | .264 | .227 |
| 出塁率 | .336 | .289 |
| 長打率 | .454 | .332 |
| OPS | .790 | .621 |
ぱっと見で一番分かりやすいのは本塁打差です。ドジャースは7試合で12本、ロッキーズは4本。しかもドジャースはロイターが報じたナショナルズ戦だけで5本塁打。単に「一発が多い」だけでなく、まとめて試合を壊す力があります。[1][2][4]
でも本当に大きいのは、むしろ出塁率と長打率が両方高いことです。打率だけなら3分7厘の差ですが、出塁率は4分7厘差、長打率は1割2分2厘差。つまりドジャースは、ロッキーズより「塁に出る」うえに「出た後も一気に返す」打線になっています。弱いチームとの差が、単打だけでなく攻撃の設計そのものに出ています。[1][4]
差はどこに出ているのか
ドジャース打線の怖さは、スター選手の数だけでは説明しきれません。たとえば4月3日のナショナルズ戦では、大谷翔平の今季1号だけでなく、カイル・タッカー、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、アンディ・パヘスまで本塁打を放っています。つまり、誰か1人を止めても、次が来る。これが弱いチームとの最大の差です。[2]
一方のロッキーズは、今季ここまでのチームOPSが.621で、Statcastのチームページでも打球の質はリーグ平均を下回る項目が多いです。さらにロイターの4月4日付MLBラウンドアップでは、フィリーズに10-1で敗れたことが紹介されており、打線だけでなく試合全体の耐久力もまだ弱い。つまりロッキーズは「少し打てない」のではなく、打線の厚みも試合の持久力もまだ足りないチームです。[5][6]
ここにドジャースの凄さがはっきり出ます。ドジャースは打率.264でも、単打でコツコツというより、出塁と長打を同時に積み重ねている。だから7試合で36点も取れる。ロッキーズは打率.227でそもそも出塁が少なく、出ても返し切れない。両者の差は「良い打者が何人いるか」だけでなく、点になるまでのルートが何本あるかの差でもあります。[1][4]
ドジャース打線の本当の怖さ打てる、選べる、飛ばせる。
どれか1つではなく、全部を高いレベルで同時にやっていることです。
結論。ドジャース打線の凄さは“全部できる”ところにある
今年もドジャース打線がやばいのか。少なくとも開幕直後の数字を見る限り、答えはかなりはっきりしています。
- 7試合で36得点、12本塁打、OPS .790はやはり強い
- 比較相手のロッキーズは43勝119敗の翌年も、開幕でOPS .621と重い
- 差は本塁打数だけでなく、出塁率と長打率の両方に出ている
つまりドジャース打線の凄さは、「強打者がいる」ことだけではありません。塁に出る、長打を打つ、まとめて試合を壊すまで全部できることです。弱いチームとの比較を置くと、その万能感がより分かりやすく見えてきます。
開幕1週間なので、もちろんまだサンプルは小さいです。それでも、昨季43勝119敗のロッキーズと並べたときに、ドジャースはすでにかなり別次元にいます。今年もドジャース打線がやばい、という感覚は、少なくとも今のところかなり数字で裏打ちされています。[1][2][3][4][5]
※本記事の2026年打撃成績は開幕直後の集計値を使用しています。サンプルはまだ小さいため、今後の推移で数字は大きく変動する可能性があります。
参考リンク / 引用元
- MLB公式「2026 MLB Team Hitting Stat Leaders」
- Reuters「Dodgers hit five HRs, cruise to win in Nationals’ home opener」
- Baseball-Reference「2025 Colorado Rockies Statistics」
- MLB公式「2026 Colorado Rockies Team Stats」
- Axios Denver「The Colorado Rockies might be bad again」
- Reuters「MLB roundup: Phillies shelled the Rockies 10-1」


