2026年も止まらぬ負傷者…ヤクルトはなぜ「ヤ戦病院」と呼ばれるのか?過去事例から振り返る

アカンプロ野球

2026年キャンプ序盤から、東京ヤクルトスワローズに相次ぐ負傷報道――。
ファンの間で再び飛び交う言葉が「ヤ戦病院」です。

この呼称は、主力・控えを問わず故障離脱が重なった時期に、ネット掲示板などで自然発生的に生まれたものとされています。[1]


「ヤ戦病院」という言葉の由来

「ヤ戦病院」は、「ヤクルト」と「野戦病院」を掛け合わせた造語です。
特に2010年代以降、シーズン序盤から主力級の離脱が続いた年に広まりました。[1]

新・なんJ用語集では、「主力選手が相次いで故障離脱するヤクルトを揶揄した言葉」として紹介されています。[1]


象徴的だったシーズン①:2014年の大量離脱

2014年は、開幕前後から主力の離脱が相次ぎ、シーズン中も故障者が絶えなかった年として記憶されています。
当時の報道では、川端慎吾、畠山和洋、館山昌平らの故障が重なったことが伝えられました。[2]

故障者続出の影響もあり、チームは最下位に沈みました。[2]


象徴的だったシーズン②:2017年の“歴史的”離脱ラッシュ

2017年はさらに深刻でした。開幕直後から主力が次々と離脱し、スポーツ紙でも「ヤ戦病院」が見出しに使われるほど。[3]

山田哲人、川端慎吾、雄平ら主力が不在となり、最終的に球団ワーストに並ぶ96敗を記録しました。[3]


優勝年でも消えない負傷の影

2021年・2022年とリーグ連覇を達成したシーズンでも、故障離脱はゼロではありませんでした。
それでも優勝できたのは、若手の台頭や外国人選手の補強が機能したためと分析されています。[4]

つまり「ヤ戦病院=常に弱い」わけではないものの、故障リスクを織り込んだ編成が必要な球団というイメージが定着しています。


なぜヤクルトはケガが多いのか?考えられる要因

① 神宮球場の人工芝問題

明治神宮野球場の人工芝は、過去に「膝や腰への負担が大きい」と指摘されたことがあります。[5]
人工芝特有の反発・摩耗が、下半身系トラブルの一因と見る声もあります。

② 打線依存型のフルスイング文化

ヤクルトは長年「打ち勝つ野球」を掲げてきました。
強いスイングや積極的な走塁は魅力ですが、肉体的負荷が大きい面もあります。

③ 投手陣のトミー・ジョン手術歴の多さ

館山昌平、由規、奥川恭伸など、肘の故障で手術に踏み切った投手が複数存在します。[6]


2026年キャンプの状況

2026年キャンプでも複数選手の別メニュー調整が報じられ、「今年もか…」という声が上がっています。[7]

ただしキャンプ段階のコンディション不良は珍しいものではなく、シーズン開幕までに復帰するケースも少なくありません。


結論:「ヤ戦病院」は偶然か、構造か

「ヤ戦病院」はネット発祥の揶揄ではありますが、背景には実際の離脱データがあります。[1]

一方で、優勝年でも故障者を抱えながら戦えている事実もあり、単なる“体質”ではなく、球場環境・戦術・編成バランスが複合的に絡んでいると考えるのが妥当でしょう。

2026年、再び「ヤ戦病院」という言葉を聞かずに済むかどうか。
それはキャンプ後半から開幕ダッシュにかかっています。


参考・引用

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