WBCプールAはどこが進出する? キューバ、プエルトリコが本命。注目選手も含めて現状を整理してみる

WBC

2026年WBCのプールA(サンフアン)は、開幕前から「実力差がそこまで離れていない混戦組」と見られていました。MLB公式のプール別プレビューでも、プールAはカナダ、コロンビア、キューバ、パナマ、プエルトリコが入るグループとして紹介され、特に開催地プエルトリコと、WBC常連強豪のキューバが中心になると見られていました。[1][2]

そして3月9日時点のMLB公式順位表では、プエルトリコ2勝0敗、キューバ2勝0敗、カナダ1勝1敗、パナマ1勝2敗、コロンビア0勝3敗。MLB公式の敗退シナリオ記事では、コロンビアはすでに敗退確定、一方でプエルトリコ、キューバ、カナダ、パナマの4か国はまだ生存と整理されています。[3][4]

結論から言えば、現状で最も勝ち上がる可能性が高いのはキューバとプエルトリコです。直接対決がまだ残っているため順位の上下はありえますが、どちらも2勝0敗で先行しており、かなり有利な立場にいます。そこにカナダがどこまで食い込めるかが最大の焦点です。[3][4]


まず、プールAの現状はどうなっている?

MLB公式順位表によると、プールAは3月9日時点で以下の並びです。

プエルトリコ 2勝0敗
キューバ 2勝0敗
カナダ 1勝1敗
パナマ 1勝2敗
コロンビア 0勝3敗[3]

さらにMLB公式の elimination scenarios では、コロンビアは0勝3敗で敗退確定、パナマは次に負けると敗退、カナダはまだ十分圏内、そしてプエルトリコとキューバは2勝0敗で首位を並走していると整理されています。つまり、現状は「2強先行、カナダ追走、パナマがしがみつく」構図です。[4]


本命その1:プエルトリコ

まず本命の一角は、やはりプエルトリコです。MLB公式の大会前プレビューでは、プエルトリコは2013年と2017年に準優勝したWBC常連強豪であり、しかも今回は2013年以来となる自国開催のプール戦を戦うチームとして大きな注目を集めていました。ホームの熱量はかなり大きな追い風です。[5]

実際の入り方も非常に良いです。プエルトリコは初戦でコロンビアに勝ち、続くパナマ戦ではダレル・エルナイスの10回サヨナラ本塁打で劇的勝利を収めて2連勝。MLB公式の敗退シナリオ記事でも、プエルトリコは“dramatic walk-off victory”の勢いに乗っていると表現されていました。[4]

しかも戦力的にもスターがいます。MLB公式のプエルトリコ代表プレビューでは、エドウィン・ディアスが2023年の負傷以来初めてWBCに戻ってくることが最大の見どころとされ、さらにノーラン・アレナドがプエルトリコ代表として初参加することも大きく紹介されています。ディアス、セス・ルーゴ、フェルナンド・クルーズらを含むブルペンの厚さも、このチームの強みです。[5]

打線では、フランシスコ・リンドーアとカルロス・コレアが不参加という痛手はありますが、その穴を完全に埋める必要はありません。ホーム開催の勢い、終盤を締められるリリーフ陣、そしてアレナドのような大物の存在感がある以上、やはり突破候補の筆頭格です。[5]


本命その2:キューバ

もう一方の本命がキューバです。MLB公式のキューバ代表プレビューでは、キューバはWBC全5大会で一度も一次ラウンド敗退していない国として紹介され、2023年には準決勝まで勝ち上がった実績も強調されています。つまり、内容に波がある大会があっても、最終的にはちゃんとグループを抜けてくるのがキューバです。[2]

今大会もここまでは順調です。初戦のパナマ戦は3-1、続くコロンビア戦は7-4で勝って2連勝。MLB公式の試合記事では、パナマ戦でリバン・モイネロが3回2/3を無失点4奪三振、ヤリエル・ロドリゲスらも無失点でつなぎ、コロンビア戦でも早い回の本塁打攻勢が流れを作ったと報じられています。[6][7]

注目選手でいえば、やはり投手陣です。MLB公式は、キューバにはヤリエル・ロドリゲス、ルイス・ロメロ、リバン・モイネロというWBC実績のある投手がそろっていると紹介しています。特にモイネロは、2024年と2025年にNPBパ・リーグで圧倒的な成績を残した現役MVPとして特別扱いされており、日本のファンにとっても最もわかりやすい“怖い投手”です。[2]

打線では、MLB公式がヨアン・モンカダをキープレーヤー級に扱っており、実際にパナマ戦でも2ランを放って勝利の立役者になりました。さらにアリエル・マルティネスや、WBC通算本塁打記録を持つアルフレド・デスパイネのようなベテランも控えています。メジャーの大物だらけではなくても、国際大会での勝ち方を知っている顔ぶれが多いのがキューバの強みです。[6][2]


追う立場のカナダはどこまで行けるか

2強を追う立場として最も可能性を残しているのがカナダです。MLB公式のカナダ代表プレビューでは、2026年のカナダはアメリカやメキシコと別組になったことで、例年より突破のチャンスがあるチームとして紹介されていました。実際、初戦のコロンビア戦では8-2で快勝し、オーウェン・ケイシーの本塁打やマイケル・ソロカの好投が報じられています。[8][9]

ただ、3月8日のパナマ戦で3-4の逆転負けを喫したことで、かなり苦しくなりました。MLB公式は、カナダが守備のミスも絡んで終盤に試合をひっくり返されたと報じています。これで1勝1敗となり、残りはプエルトリコ戦とキューバ戦。かなり厳しい相手が続きます。[10][4]

それでもカナダが完全に終わったわけではありません。大会前のMLB公式プレビューでも、カナダにはオーウェン・ケイシーのような有望株がおり、実際ここまで打線はある程度点を取れています。2強のどちらかを直接倒せば、一気に情勢は変わります。つまりカナダは、現時点では3番手ながら、「まだ2位争いに割って入れる唯一の対抗候補」と言っていいでしょう。[8][9]


パナマはまだ生きているが、かなり厳しい

パナマは数字だけ見ると1勝2敗で苦しい立場ですが、まだ脱落していません。MLB公式の敗退シナリオでも、「次に負けると敗退」とされており、逆に言えばまだ生存中です。[4]

しかも内容を見ると、意外な粘りがあります。初戦はキューバに1-3で競り負け、プエルトリコには延長10回サヨナラ負け、そしてカナダには4-3で逆転勝ち。MLB公式は、カナダ戦でエンリケ・ブラッドフィールドJr.が3安打2盗塁と火をつけ、ルーベン・テハダの適時打が大きかったと伝えています。[10]

ただし、現実的には突破条件はかなり厳しいです。パナマはまずコロンビアに勝つ必要があり、そのうえで他カードの結果を待たなければならない。しかも、WBCは同率時に当該対戦と失点率が絡むため、ただ勝つだけでは足りない可能性もあります。したがって、可能性は残っていても、現時点では「逆転突破の穴候補」くらいの位置づけです。[4][11]


コロンビアはなぜ敗退したのか

コロンビアはここまで0勝3敗で、MLB公式がすでに敗退確定と明記しています。プエルトリコ、カナダ、キューバに3連敗し、残り試合を勝っても上位2チームには届かないためです。[4]

もともとプールAは極端な弱小がいないグループと見られていましたが、そのぶん序盤でつまずくと一気に苦しくなるプールでもありました。コロンビアはまさにその形になってしまったと言えます。[1][9]


結局、どこが進出する可能性が高いのか

現時点の予想として、最も可能性が高いのはやはりキューバとプエルトリコです。2チームとも2勝0敗で先行しており、しかも直接対決がまだ残っているので、どちらかが3勝0敗に伸ばせば一気に突破が近づきます。MLB公式の現状整理でも、この2か国が首位を並走していることが強調されています。[3][4]

3番手はカナダです。初戦の勝ち方を見ると力はあり、まだプエルトリコ戦とキューバ戦という“大物食い”の機会も残っています。ただし、自力で2強をひっくり返す必要があるので、難易度はかなり高いです。[8][10]

パナマはまだ生きていますが、ここからの逆転はかなり条件が厳しい。したがって、現時点で一番自然な見立ては「本命キューバ・プエルトリコ、対抗カナダ、大穴パナマ」です。[4]


結論:プールAはキューバとプエルトリコが有利。主役はモイネロ、モンカダ、ディアス、アレナド

WBCプールAは、いまのところ開幕前のイメージどおりに進んでいます。キューバとプエルトリコが2勝0敗で先行し、カナダが追い、パナマがしぶとく残り、コロンビアは脱落しました。突破予想としては、やはりキューバとプエルトリコが本線です。[3][4]

注目選手で言えば、キューバはモイネロ、ヤリエル・ロドリゲス、ヨアン・モンカダ、アリエル・マルティネス。プエルトリコはエドウィン・ディアス、ノーラン・アレナドが中心になります。どちらもスター性と国際大会慣れを備えたチームで、やはり短期決戦では強いです。残り日程では、この2強の直接対決がプールA最大の山場になるでしょう。[2][5][6]


参考・引用

  1. MLB公式「World Baseball Classic 2026 pool-by-pool preview」
  2. MLB公式「Cuba World Baseball Classic 2026 preview」
  3. MLB公式 2026 WBC順位表
  4. MLB公式「World Baseball Classic 2026 elimination scenarios」
  5. MLB公式「Puerto Rico 2026 World Baseball Classic preview」
  6. MLB公式「Cuba vs. Panama in 2026 World Baseball Classic」
  7. MLB公式「Colombia vs. Cuba in 2026 World Baseball Classic」
  8. MLB公式「Team Canada 2026 World Baseball Classic preview」
  9. MLB公式「Colombia vs. Canada in 2026 World Baseball Classic」
  10. MLB公式「Panama vs. Canada in 2026 World Baseball Classic」
  11. MLB公式「Panama World Baseball Classic preview」

コメント

タイトルとURLをコピーしました