2026年の東北楽天ゴールデンイーグルスは、オフのテーマが分かりやすい。
「先発が足りない」→とにかく埋める。その象徴が、11年ぶりの日本球界復帰となる前田健太の獲得だ。
一方で、楽天は野手陣に“戦える形”がある。
機動力もあり、主砲級もいる。なのに上位に届かない──その最大要因は、2025年に露呈した先発の不安定さだった。
2026年はそこを補強で押し上げ、Aクラスへ届くかどうかが焦点になる。
結論:前田健太+新助っ人先発で「試合を作る確率」が上がればAクラスは見える
- 2025年楽天は「先発が計算できない」ことで、年間の勝ち筋が細かった
- 2026年は前田健太を中心に、先発候補を“数で”増やしてローテ競争を激化
- 野手は得点力の土台があり、投手が平均点に戻るだけで順位が動く
2025年の課題は明白:先発が回らない、勝ち星が伸びない
まず「なぜ前田健太が必要だったのか?」を、2025年の数字で整理する。
| 項目(2025) | 楽天の状況 | 意味 |
|---|---|---|
| 規定投球回到達 | 0人 | ローテを「年間で計算」できない |
| 2桁勝利投手 | 0人 | 先発の柱が不在 |
| 先発防御率 | 3.72(リーグ最下位) | 序盤で試合が崩れる確率が高い |
| チーム防御率 | 3.37(リーグ4位タイ) | 救援は踏ん張ったが、先発が重い |
ポイントは「チーム防御率は少し良化しているのに、先発が足を引っ張った」こと。
だから楽天の補強方針は、自然と“先発ガチャを回して当たり枠を増やす”方向になる。
2026年の補強内容まとめ:結局“先発の枚数”を増やしに行った
楽天のオフ補強は、ざっくりこの形。
新加入(IN)主要組
- 前田健太(投手):11年ぶりの日本球界復帰。先発の柱候補
- ロアンシー・コントレラス(投手):MLB経験のある右腕。先発・ローテ候補
- ホセ・ウレーニャ(投手):MLB通算44勝の右腕。先発の“試合を作る係”として期待
- 伊藤光(捕手):FAで加入。投手運用の安定化(配球・リード・捕手層)
- 佐藤直樹(外野手):現役ドラフトで獲得。外野の層と機動力を上積み
- カーソン・マッカスカー(外野手):長身外野手。打線の厚み要員
残留・継続(実質の補強)
- ルーク・ボイト(内野手):主砲枠として残留。中軸の形を維持
見ての通り、楽天の補強は「先発を増やす」「捕手を厚くする」が中心。
裏を返せば、2026年は“先発が回るか”が最大の上振れ要素になる。
前田健太は楽天でどう使う?現実的には「ローテの軸」+「若手の先生役」
前田に期待されるのは、派手な数字というより先発ローテの安定だ。
楽天が欲しいのは「年間で回れる投手」。ここを前田が担えると、チームの勝ち方が変わる。
前田がローテを回せると起きる変化
- 週の頭に“試合を作れる日”が増える
- ブルペンの無理使いが減り、夏場の失速が起きにくい
- 若手先発(古謝・荘司など)の登板間隔・役割が整う
2025年の楽天は、先発が5回持たずに救援総動員…という試合が続くと、
チーム全体の体力が削れていった。前田はその連鎖を止める存在になれる。
ローテ争いは“過去最大級”に激化:楽天の先発候補、何人いる?
前田だけでなく、助っ人先発も増えたことで、2026年の楽天はローテ候補が一気に膨らんだ。
ここから「6枚+待機2枚」くらいの形を作れれば、チームはかなり強くなる。
- 前田健太
- コントレラス
- ウレーニャ
- 古謝・荘司(球団が開幕投手候補にも挙げる枠)
- 早川(復活が最大の上振れ)
- 藤井、滝中(ローテの“谷間”を埋める役)
- 岸・辛島(ベテランの計算枠)
この「数」を用意した時点で、2026楽天は“去年と別チーム”になれる可能性がある。
あとは、実際に年間で回る6人が固まるかどうか。
野手は強力…でも「点が取れない」ではなく「点が続かない」が課題
楽天野手陣は、リーグ最下位級の打線というわけではない。
2025年のチーム打撃は、打率.244/得点446/盗塁110と、走攻は一定の水準にある。
特に“走れる”のは強み。
ただし課題は、1点は取れても3点・4点の固め取りが少ない試合展開になりがちなこと。
だからこそ、先発が踏ん張って「2点で勝つ」野球に寄せるのが、楽天の現実的な勝ち筋になる。
投手の不安は「先発」だけじゃない:ブルペンも“可変要素”が多い
2025年の楽天は、中継ぎがかなり踏ん張った。
たとえば西口は復活して52登板で防御率1点台前半級の圧倒的な数字を残している。
ただし、ブルペンは毎年変動が大きいポジションでもある。
さらに、オフには支配下枠がギリギリという話題も出ており、
FA選手の去就次第で編成が動く可能性もある。
先発を増やした一方で、救援の運用設計が2026楽天の“地味な勝敗分岐点”になりそうだ。
まとめ:2026楽天は「前田獲得=Aクラス挑戦状」。鍵は“年間で回るローテ”
- 2025年は規定投球回0人・2桁勝利0人・先発防御率リーグ最下位で、先発が最大の弱点
- 2026年は前田健太+助っ人先発2枚で、ローテ候補を一気に増やした
- 野手は機動力と中軸で戦える土台あり。投手が平均点に戻れば順位は動く
- 結局、Aクラスへ行く条件はひとつ:「年間で回る6枚」が固まるか
参考文献(本文中に引用タグなし方針)
- 東北楽天ゴールデンイーグルス公式:前田健太 契約合意
- 東北楽天ゴールデンイーグルス公式:ロアンシー・コントレラス 契約合意
- 東北楽天ゴールデンイーグルス公式:ホセ・ウレーニャ 契約合意
- 東北楽天ゴールデンイーグルス公式:伊藤光 契約合意
- 東北楽天ゴールデンイーグルス公式:現役ドラフト(佐藤直樹)
- NPB公式:2025年パ・リーグ チーム打撃成績/投手成績
- パ・リーグ.com:2025年楽天の投手運用・課題分析/2026新戦力分析
- 日刊スポーツ:楽天の先発防御率・補強ポイント(前田獲得調査)



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